Update 2403 for Microsoft Configuration Manager current branch が利用可能になりました

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Update 2403 for Microsoft Configuration Manager current branch が利用可能になった旨のアナウンスがありました。

  1. Update 2403 から追加された新機能および機能改善内容抜粋 (意訳)
    1. サイト インフラストラクチャ
      1. Microsoft Azure Active Directory から Microsoft Entra ID へのブランド変更
      2. ソフトウェア アップデートの問題に対する自動診断ダッシュボード
      3. 一元化された検索ボックスの導入 : コンソールで必要なものを簡単に検出
      4. ソフトウェア ライブラリのスクリプト ノードのフォルダー サポートを追加
      5. このバージョンの Configuration Manager 以降、クライアント通信で HTTPS もしくは拡張 HTTP を有効にする必要があります
      6. Windows Server 2012/2012 R2 オペレーティング システムのサイト システムの役割は、このバージョンの Configuration Manager では非サポート
      7. リソース アクセス プロファイルと展開で Configuration Manager のアップグレードがブロックされる
    2. ソフトウェア アップデート
      1. Save-CMSoftwareUpdate コマンドレットに追加されました新しいパラメーター SoftwareUpdateO365Language
    3. OS 展開
      1. ARM 64 オペレーティング システム展開のサポート
      2. 動的変数を用いたソフトウェア パッケージの展開の機能強化
    4. クラウド接続管理
      1. CMG V1 がクラウド サービス (クラシック) として実行されている場合、CM 2403 へのアップグレード不可
    5. 廃止された機能
    6. その他のアップデート
      1. BitLocker の改善
    7. 次のステップ
      1. 追加のリソース
  2. 関連リンク
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Update 2403 から追加された新機能および機能改善内容抜粋 (意訳)

Update 2403 for Configuration Manager current branch は、コンソール内のアップデート プログラムとして入手可能です。 version 2211 以降を実行しているサイトにこのアップデート プログラムを適用します。新しいサイトをインストールする場合、一般公開後すぐにベースライン バージョンとしても利用できるようになります。ここでは、Configuration Manager version 2403 の変更点と新機能について概要を記載します。

サイト インフラストラクチャ

Microsoft Azure Active Directory から Microsoft Entra ID へのブランド変更

Configuration Manager version 2403 以降、Microsoft Azure Active Directory は、Configuration Manager 内で Microsoft Entra ID に名称変更しました。

 

ソフトウェア アップデートの問題に対する自動診断ダッシュボード

新しいダッシュボードがコンソールの監視ワークスペースに追加され、環境内のソフトウェア アップデートの問題の診断が表示されます。この機能により、ソフトウェア アップデートに関連する問題を簡単に特定することがかのうとなります。また、トラブルシューティング ドキュメントに基づいてソフトウェア アップデートの問題を修正できます。

この詳細とトラブルシューティングのメモについて、Shankar Subramanian と Smita Jadhav に感謝します。

詳細は、”Software update health dashboard” を参照してください。

一元化された検索ボックスの導入 : コンソールで必要なものを簡単に検出

ユーザーは CM コンソールのグローバル検索ボックスを使用できるようになり、検索エクスペリエンスが合理化され、情報へのアクセスが集中化されます。この機能により、CM の全体的な使いやすさ、生産性、有効性が向上します。ユーザーは、必要な情報を見つけるために複数のノードやセクション/フォルダーを移動する必要がなくなり、貴重な時間と労力を節約することが可能です。

詳細は、”Improvements to console search” を参照してください。

ソフトウェア ライブラリのスクリプト ノードのフォルダー サポートを追加

フォルダーを用いてスクリプトを整理できるようになりました。この変更により、スクリプトの分類と管理が向上します。完全な管理者および運用管理者の役割は、フォルダーを管理できます。

詳細は、”Folder support for scripts” を参照してください。

このバージョンの Configuration Manager 以降、クライアント通信で HTTPS もしくは拡張 HTTP を有効にする必要があります

HTTP のみの通信は非推奨となり、このバージョンの Configuration Manager からサポートが削除されました。クライアント通信用に HTTPS、もしくは拡張 HTTP を有効にします。

詳細は、”Enable site system roles for HTTPS or Enhanced HTTP“、および “Deprecated features” を参照してください。

Windows Server 2012/2012 R2 オペレーティング システムのサイト システムの役割は、このバージョンの Configuration Manager では非サポート

version 2403 以降、Windows Server 2012/2012 R2 オペレーティング システムのサイト システムの役割は、どの CB リリースでもサポートされなくなりました。延長サポート (ESU) を持つクライアントは引き続きサポートされます。

詳細は、”Supported-operating-systems-for-site-system-servers” を参照してください。

リソース アクセス プロファイルと展開で Configuration Manager のアップグレードがブロックされる

構成されているリソース アクセス プロファイルと展開について、Configuration Manager のアップグレードはブロックされます。これらを削除し、リソース アクセスの共同管理ワークロード (共同管理されている場合) を Intune に移動することを検討してください。

詳細は、FAQ や “Resource access policies are no longer supported” を参照してください。

ソフトウェア アップデート

Save-CMSoftwareUpdate コマンドレットに追加されました新しいパラメーター SoftwareUpdateO365Language

新しいパラメーター SoftwareUpdateO365Language が PowerShell Save-CMSoftwareUpdate コマンドレットに追加されました。SUP プロパティで特定の言語をチェックする必要がなくなりました (すべてのアップデートでその言語のメタデータがダウンロードされます)。

PowerShell Commandlet :

 Save-CMSoftwareUpdate – SoftwareUpdateO365Language <language name> (<region name>)" 
管理コンソール UI と一貫性を保つために、言語は O365 形式である必要があります。例 :  “Hungarian (Hungary)”.

OS 展開

ARM 64 オペレーティング システム展開のサポート

Windows 11 ARM 64 デバイスが Configuration Manager オペレーティング システム展開のサポートに追加されました。現在、Arm 64 ブート イメージのインポートとカスタマイズ、TS のワイプとロード、メディア作成 TS、Arm 64 および CMPivot の WDS PXE がサポートされています。

動的変数を用いたソフトウェア パッケージの展開の機能強化

“エラー時に続行 (Continue on error)” のチェックを外した状態で、動的変数を介して “ソフトウェア パッケージのインストール (Install Software Package)”をクライアントに展開している管理者は、配布ポイント上のパッケージ バージョンが更新されても、タスク シーケンスの失敗について通知されません。

詳細は、”Options for Install Application” を参照してください。

クラウド接続管理

CMG V1 がクラウド サービス (クラシック) として実行されている場合、CM 2403 へのアップグレード不可

クラウド管理ゲートウェイ V1 (CMG) をクラウド サービス (クラシック) として実行している場合、Configuration Manager 2403 をアップグレードするオプションはブロックされます。すべての CMG デプロイでは、仮想マシン スケール セット (VMSS) を使用する必要があります。

詳細な情報は、”Check for a cloud management gateway (CMG) as a cloud service (classic)” を参照してください。

廃止された機能

削除されたアイテムや非推奨になったアイテムにサポートの変更が実装される前に、サポートの変更について確認します。

  • System Center Update Publisher (SCUP) と ConfigMgr との統合は、2024/01 にサポートが終了しました

Removed and deprecated features for Configuration Manager” を参照してください。

その他のアップデート

BitLocker の改善

このリリースでは、次の BitLocker の改善が含まれます :

  • このリリース以降、この機能によりキー エスクローの適切な検証が保証され、メッセージのドロップが防止されます。キーがデータベースに正常にエスクローされたかどうかを検証し、エスクローが成功した場合にのみ、キー プロテクターを追加します。
  • この機能によりエスクローの失敗が発生した場合、BitLocker がデータベースにバックアップされないキーでボリュームを保護する、潜在的なデータ損失シナリオを防止するようになりました。

BitLocker 管理の詳細は、”Deploy BitLocker management” および “Plan for BitLocker management” を参照してください。

  • このバージョンの Configuration Manager から、Windows 11 準備ダッシュボードには Windows 23H2 のグラフが表示されています。
  • 制御されたフォルダーの Defender Exploit Guards ポリシーは、アプリのファイル パスで正規表現を受け入れるようになりました。例 :  [C:\Folder\Subfolder\app?.exe] [C:\Folder1\Sub*Name]

次のステップ

現時点で、早期アップデート リング用に version 2403 がリリースされています。このアップデート プログラムをインストールするには、オプトインする必要があります。詳細については、”Early update ring” を参照してください。

追加のリソース

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関連リンク

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