2024/10/15 に Azure Storage Explorer v1.36.0 がリリースされました。
Azure Storage Explorer v1.36.0 について (意訳)
October 2024 (Version 1.36.0, build 20241012.1)
Storage Explorer バージョン 1.36.0 にようこそ。このバージョンで追加された機能の一部を記載しています。このリリースでクローズされたすべての問題の詳細なリストは、issue ページを確認してください。
ファイル共有に対する OAuth サポート
Storage Explorer は、ファイル共有の OAuth をサポートするようになりました。[設定] → [サービス] → [キーの使用を無効化] 設定をオンにすることで、ファイル共有にも適用されます。
Azurite Docker コンテナーへの自動接続
Docker コンテナーで 1 つ以上の Azurite インスタンスを実行している場合、Storage Explorer はこれらのコンテナーを検出し、エミュレーター接続を自動的に作成します。
Storage Explorer は、Docker コンテナーを検出するために Docker コマンドライン インターフェイスを利用します。Storage Explorer がコンテナーを見つけられない場合、Docker CLI がインストールされていること、CLI 実行可能ファイルの場所がシステムの PATH に含まれていること、コンテナーが適切に構成され実行されていることを確認する必要があります。
Linux スナップの分離性のため、この機能は Storage Explorer のスナップ ディストリビューションではまだ利用できませんが、解決策を検討中の状況です (#8161)。
現在、Storage Explorer はデフォルト アカウント名とキーを使用した接続のみをサポートしています。高度な機能に対するより優れたサポートが必要な場合は、フィードバックをお願いします。
上書き Blob オプション
以前のバージョンで、アップロード中に競合が発生した場合に Storage Explorer は既存の Blob を上書きするかどうかのみを確認していました。そのため、アップロード プロセスを監視し、潜在的な競合が発生していないかどうかを確認する必要があり、大規模なアップロードの場合は面倒な作業になる可能性がありました。
Storage Explorer でアップロードを開始する前にアップロード ダイアログで上書きオプションを設定できるようになりました。これによりアップロードを開始し、アップロードが完了するまでその場を離れることが可能です。
タブの差別化
Storage Explorer のタブにコンテンツを表示しているコンテナー名がラベル付けされます。ユーザーは、異なるストレージ アカウントなどから同じ名前のコンテナーを操作することがよくあります。同じ名前のタブが複数開いていることになり、どのタブがどのコンテナーに関連付けられているかを判断するのが難しくなります。
ストレージ エクスプローラーのタブに同じラベルを持つ他のタブと区別するための追加情報が表示されるようになりました。たとえば、異なるストレージ アカウントからの同じ名前の複数の Blob コンテナーを操作している場合、タブ ラベルの横にストレージ アカウント名が表示されます。
Windows ARM64 が一般提供 (Generally Available) 状態
Storage Explorer が Windows ARM64 で一般提供になりました。Storage Explorer の ARM64 バージョンは、Storage Explorer Web ページからダウンロード可能です。
Windows の認証ブローカー/WAM サポート
Storage Explorer は、サインインに既定で Web アカウント マネージャー (Windows に組み込まれている認証ブローカー) を使用するようになりました。WAM を使用すると、Storage Explorer は Windows にリンクされている Microsoft アカウント (個人、職場、または学校) にアクセス可能です。ブラウザー経由でサインインし続けたい場合は、[設定] → [アプリケーション] → [サインインする方法] 設定を [既定の Web ブラウザー] に変更できます。設定で既定以外のサインイン方法が既に構成されている場合は、このアップデートで変更は発生しません。
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