2025/06/26 に Azure Storage Explorer v1.39.0 がリリースされました。
このブログ エントリでは、Azure Storage Explorer v1.39.0 のリリース ノート (英語) の内容を日本語に意訳してまとめています。
Azure Storage Explorer v1.39.0 について (意訳)
June 2025 (Version 1.39.0, build 20250624.11)
Storage Explorer バージョン 1.39.0 にようこそ。このリリースでは、いくつかの機能強化と不具合修正が含まれています。クローズされたすべての問題の詳細なリストは、issue ページを確認してください。
ファイル共有に対する直接リンク パスのサポート
Storage Explorer は、ファイル共有内のフォルダーへの直接リンクをサポートするようになりました。フォルダーへの path 引数を含むファイル共有への直接リンクがある場合、Storage Explorer はそのフォルダーのタブを開きます。
現在、Blob のような [直接リンクをコピー] オプションはファイル共有フォルダーにはないため、ファイル共有フォルダーへの直接リンクを作成することはできません。これを行うには、既存のファイル共有直接リンクに path 引数を手動で追加する必要があります。ファイル共有フォルダーへの [直接リンクをコピー] 機能が必要な場合、機能リクエストを開いてください。
Azurite コンテナーの自動検出
Storage Explorer は docker コマンドを用いて、Docker コンテナー内で実行されている Azurite インスタンスを自動的に検出、接続します。podman コマンドを docker にマッピングした Podman ユーザーは、Docker と Podman の出力形式の違いにより、この機能で問題が発生していた可能性がありますたが、この問題は修正されました。
結果として Podman を利用、それを docker コマンドにマッピングしている場合、Storage Explorer は Podman コンテナー内で実行されている Azurite インスタンスを検出して接続できるようになります。ただし、機能が制限される可能性があり、Podman コンテナーの完全なサポートはまだ開発中の状況です。
Storage Explorer と AzCopy プロキシ設定
以前のバージョンでは、Storage Explorer に付属する AzCopy のバージョンがプロキシを使用する方法を制御するための個別の設定が Storage Explorer に用意されていました。そのため、Storage Explorer と AzCopy のプロキシ設定が一致しない場合、不要な複雑さと混乱が生じていました。
このリリースでは、AzCopy は Storage Explorer と同じプロキシ設定を使用するようになりました。そのため、不要な [転送] → [AzCopy] → [AzCopy プロキシの使用を無効にする (transfers.azCopy.noProxy)] 設定を削除しました。
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