ExpressRoute Gateway の新しいモデル (自動割り当てパブリック IP アドレス) について

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つい最近、ExpressRoute Gateway (ER Gateway) の新しいモデル (自動割り当てパブリック IP アドレス) が GA した旨のアナウンスがありました。

そのちょっと前には、"HOBO (Hosted-On-Behalf-Of)" という名称でアナウンスされていましたが、その時は新しいモデルでのデプロイを行うことができませんでした。

この新モデルの特徴として、これまでは ER Gateway をデプロイする際は、あらかじめパブリック IP アドレスを準備、割り当てる必要がありましたが不要になりました (ER Gateway のパブリック IP アドレスは Azure (Microsoft) で管理)。

Azure ポータルを使って 実際に ER Gateway をデプロイしてみると、パブリック IP アドレスを指定する項目は削除されていて、「ExpressRoute ゲートウェイのお客様はパブリック IP を作成する必要がなくなります。今後は Microsoft がパブリック IP を自動的に作成および管理します。」と注意書きが表示されているようになっています。

デプロイ後の ER Gateway の情報を確認すると、[パブリック IP アドレス] の項目が消えていることが確認できます。

パブリック IP アドレス リソースも特に表示されていないため、Microsoft が管理しているようには見えます。

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まとめ

ExpressRoute Gateway の新しいモデル (自動割り当てパブリック IP アドレス) について、実際にデプロイ、確認してみました。

そもそも ER Gateway にパブリック IP アドレスが必要だったのか、リリース当初から疑問に思っていたところではあったので、今回の新しいモデルの提供は、アーキテクチャにとってもリソース管理にとってもメリットは大きいのかなとは、思いました。

特に大昔に Basic SKU のパブリック IP アドレスを用いて ER Gateway を作成した環境は、2025/09/30 までに移行する必要があるので、その点もメリットがあると認識しています。
(既に Standard SKU のパブリック IP アドレスに紐づく ER Gateway に移行してしまった利用者はお気の毒ではありますが)

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