Azure Site Recovery (ASR) のアップデート プログラム、Update Rollup 80 for Azure Site Recovery が公開されました。
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Update Rollup 80 for Azure Site Recovery について
導入
ここでは、Microsoft Azure Site Recovery Update Rollup 79 で修正された問題のバージョンについて、以下に記載します :
- Azure to Azure/ModernizedVMware/物理 to Azure
- Mobility サービス (version 9.66.7567.1)
修正された問題の詳細、およびこのアップデートをインストールする前に確認する必要のある前提条件について記載します。
このアップデートによる改善点と修正された問題
この更新プログラムをインストールすることで、次の問題を修正および改善点があります。
Mobility サービス
Linux OS サポート
- Azure to Azure
- 新しい Distro サポート
- Redhat 9.6
- Redhat 10.0
- AlmaLinux 10.0
- Rocky 10.0
- SLES15 SP7
- 新しいカーネル サポート
- SLES15-64
- SLES12-64
- DEBIAN11-64
- DEBIAN12-64
- UBUNTU-18.04-64
- UBUNTU-20.04-64
- UBUNTU-22.04-64
- UBUNTU-24.04-64
- 新しい Distro サポート
- VMware/物理 to Azure RCM
- 新しい Distro サポート
- Redhat 9.6
- Redhat 10.0
- AlmaLinux 10.0
- Rocky 10.0
- SLES15 SP7
- 新しいカーネル サポート
- SLES15-64
- SLES12-64
- DEBIAN11-64
- DEBIAN12-64
- UBUNTU-18.04-64
- UBUNTU-20.04-64
- UBUNTU-22.04-64
- UBUNTU-24.04-64
- 新しい Distro サポート
- 新機能
- A2A での Disk リストア/スワップの通知
- 保護対象マシンのディスクがバックアップから復元された、もしくはスワップされたかを検出します。検出された場合、レプリケーションは一時停止され、新しい回復ポイントは生成されません。
- A2A でのユーザー委任キー失効のサポート
- キャッシュ ストレージ アカウントのユーザー委任キーの失効をサポートします。
- A2A での Disk リストア/スワップの通知
- 修正された問題
- Linux アプリケーションで一貫性のある回復ポイントの作成中にシステムがハングする
- アプリケーションの一貫性のある回復ポイントの作成中にシステムが応答しなくなる Linux マシンの問題を解決しました
- 4K セクター サイズのディスクを持つ Azure Linux VM
- GPT パーティション、かつ 4K セクター サイズのディスクを持つ Azure Linux VM でディスク検出が失敗する問題を修正しました
- Linux にインストールされたカーネルのみの initrd 生成
- インストールされたカーネルに対してのみ initrd イメージを再生成するインストーラーの問題を修正しました
- MARS エージェント再登録の失敗
- 接続オーバーフローと ID マッピングの問題を解決することにより、MARS エージェント構成の問題を修正しました
- プロセス サーバー サービスのクラッシュ
- 認証されたプロキシを使用しているときにプロセス サーバー サービスがクラッシュする問題を修正しました
- Modernized V2A で再同期が進まない
- Azure からオンプレミスへのレプリケーションを構成する際の再同期の進行に関する問題を修正しました
- SDS エージェントのパフォーマンス改善
- SSH 物理パイプ処理のパフォーマンスを向上させる問題を修正しました
- Linux アプリケーションで一貫性のある回復ポイントの作成中にシステムがハングする
Microsoft Azure Site Recovery レプリケーション アプライアンス
| コンポーネント | バージョン |
|---|---|
| Site Recovery provider | 5.25.0904.11 |
| Proxy server | 1.43.9570.20861 |
| Replication service | 1.44.9599.16367 |
| Re-protection server | 1.47.9599.16272 |
| Recovery Services agent | 2.0.9948.0 |
| Process server | 9.66.7567.1 |
Azure Site Recovery オンプレミス コンポーネントのアップデート
オンプレミス VMware/物理サイトと Azure 間 (Modernized)
- Appliance Configuration Manager に移動し、オンプレミス管理アプライアンスが最新であることを確認します。そうでない場合、最新バージョンの背後にあるコンポーネントの最新バージョンをダウンロードします。
- Azure ポータルに移動し、[保護されたアイテム] > [レプリケートされたアイテム] ページに移動します。このページで VM を選択します。各 VM のページの下部に表示される [エージェントのアップデート] ボタンを選択します。これにより、保護されているすべての VM の Mobility サービス エージェントがアップデートされます。
| 最新の再起動中のエージェントのバージョン | バージョンへのアップグレード | 再起動の必須可否について |
|---|---|---|
| 9.25 | 9.27 | 必須ではない |
| 9.25 | 9.28 | 必須ではない |
| 9.25 | 9.29 | 必須ではない |
| 9.25 | 9.30 | 必須です。 最初にバージョン 9.29 にアップグレードしてからバージョン 9.30 にアップグレードする前に再起動します (最後の再起動が実行されたバージョンとターゲット バージョンとの違いが 4 以上のため)。 |
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参考

Azure Site Recovery documentation
Set up disaster recovery to Azure for on-premises workloads, and Azure VMs.


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