Windows ADK for Windows 10, version 1703 の既知の問題に対応したパッチが公開されました

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Windows 10 Creators Update (バージョン 1703、ビルド 15063) のリリースに合わせて Windows ADK (Assessment and Deployment Kit) が公開されましたが、セキュア ブートがオンになっている環境には ADK ドライバーがインストールできないという既知の問題がありました。

2017/05/30 (現地時間) に追加情報があり、この既知の問題に対応したパッチが公開されました。

ダウンロードサイトは、上記サイト内にも記載されていますが、次のパスとなります。

詳細は、ダウンロード ファイルを解凍後に表示される「ReadMe.txt」に記載がありますが、802.1x (dot3svc) に関する問題はこのパッチには含まれていないようです。

ReadMe.txt の内容について (意訳)

セキュア ブートを持つシステム上の ADK 1703 ドライバー Wimmount.sys と WOFadk.sys を修復します。

既存の Wimmount.sys と WOFadk.sys ドライバーが影響を受けるかどうかの確認

  1. システム上で既存のドライバー Wimmount.sys と WOFadk.sys の格納場所を確認します。通常、インストールされる既定のディレクトリは、以下となります :
     C:\Program Files (x86)\Windows Kits\10\Assessment and Deployment Kit\Deployment Tools\<arch>\DISM 

    ※<arch> は、x86、amd64、および arm64 になります。

    ただし、APK が既定の格納場所以外にインストールされている場合、このディレクトリが異なる可能性があります。ドライバーが既定の格納場所で見つからない場合、管理者権限を持つ コマンド プロンプトから、次のコマンドを用いてドライバーを見つけることができます :

     dir /s /b wimmount.sys | wofadk.sys 

    システム上のすべてのドライブを確認します。

  2. Wimmount.sys と WOFadk.sys ファイルそれぞれについて右クリックし、[プロパティ] を選択します。
  3. [デジタル署名] タブの下には、ダイジェスト アルゴリズム sha256 のエントリが 1 つだけあります。 このエントリを選択して [詳細] ボタンをクリックすると、署名者情報の名前は [Microsoft Windows] になり、署名時刻は次のようになります。

    x86

    Friday, March 17, 2017 10:54:05 PM for wimmount.sys
    Friday, March 17, 2017 10:54:29 PM for wofadk.sys

    amd64
    —–
    Friday, March 17, 2017 10:54:05 PM for winmount.sys
    Friday, March 17, 2017 10:54:29 PM for wofadk.sys

    arm64
    —–
    Friday, March 17, 2017 10:25:54 PM for winmount.sys
    Friday, March 17, 2017 10:27:06 PM for wofadk.sys

    注 :
    上記の時間はすべて PST です。現在のタイム ゾーンに合わせて日時を読み替えてください。
    ドライバーに複数のエントリ(sha256 と sha1 の両方)がある場合、もしくはドライバー署名の名前/日付/時刻が上記のものと異なる場合は、古いドライバーの署名方法で署名されたドライバーが存在します。このような場合、ドライバーは、新しいドライバー署名方法で署名されたこの .zip アーカイブから更新されたドライバーに置き換える必要があります。

ADK 内の Wimmount.sys と WOFadk.sys ドライバーの更新

  1. .zip アーカイブを右クリック、[すべて展開] を選択し、解凍します。
  2. 手順 1 で確認したパスから、古いドライバーの署名方法で署名された既存ドライバー名を変更します。3 つのすべてのアーキテクチャ (x86、amd64、および arm64) でドライバー名を変更したことを確認してください。
  3. 手順 4 で解凍したアーカイブの内容から、更新されたドライバーをそれぞれのアーキテクチャ フォルダーにコピーします。これは、GUI によるドラッグ アンド ドロップや管理者権限を持つコマンド ラインを用いて手動で行うことができます。
    管理者権限を持つコマンド ラインの場合は、ADK が既定のパスにインストールされていると仮定します。
     C:\Program Files (x86)\Windows Kits\10\Assessment and Deployment Kit\Deployment Tools 

    更新されたドライバーを含むフォルダのルートに移動、次のコマンドを実行します。

    xcopy ".\amd64\wimmount.sys" "C:\Program Files (x86)\Windows Kits\10\Assessment and Deployment Kit\Deployment Tools\amd64\DISM\wimmount.sys"
    xcopy ".\amd64\wofadk.sys" "C:\Program Files (x86)\Windows Kits\10\Assessment and Deployment Kit\Deployment Tools\amd64\DISM\wofadk.sys"
    
    xcopy ".\x86\wimmount.sys" "C:\Program Files (x86)\Windows Kits\10\Assessment and Deployment Kit\Deployment Tools\x86\DISM\wimmount.sys"
    xcopy ".\x86\wofadk.sys" "C:\Program Files (x86)\Windows Kits\10\Assessment and Deployment Kit\Deployment Tools\x86\DISM\wofadk.sys"
    
    xcopy ".\arm64\wimmount.sys" "C:\Program Files (x86)\Windows Kits\10\Assessment and Deployment Kit\Deployment Tools\arm64\DISM\wimmount.sys"
    xcopy ".\arm64\wofadk.sys" "C:\Program Files (x86)\Windows Kits\10\Assessment and Deployment Kit\Deployment Tools\arm64\DISM\wofadk.sys"
    

    ADK が既定の場所にインストールされていない場合、手順 1 で確認したパスを基に、上記のパスを適切に更新してください。

  4. ADK が最初にインストールされてから再起動が既に行われている場合、更新されたドライバーが適切な場所にコピーされた後で再起動する必要はありません。問題は修正される必要があります。

参考

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