2017/12/08 (現地時間) に Azure PowerShell v5.1.1 がリリースされました。// v5.1.0 どこいった…
- Release 5.1.1 – Azure/azure-powershell
https://github.com/Azure/azure-powershell/releases/tag/v5.1.1-December2017
Azure PowerShell v5.1.1 について、MSI インストーラー、および PowerShell Gallery のみの入手、適用となっており、Microsoft Web Platform (WebPI) および Service Management (RDFE) のレガシー コマンドレットについては、今回は提供されていません。
※2017/12/14 追記 確認した限りでは、WebPI 経由でのダウンロードが可能となっていました。
Azure PowerShell v5.1.1 をインストールおよびモジュール インポート後、Azure モジュールのバージョンが v5.1.1 となっていることが確認できます。
Azure PowerShell v5.1.1 について (意訳)
PowerShell Gallery から AzureRM をインストールする場合、次のコマンドを実行します :
Install-Module -Name AzureRM -Repository PSGallery -Force
古い AzureRM のバージョンからアップデートする場合、次のコマンドを実行します :
Update-Module -Name AzureRM
このリリースにおける変更点
- AnalysisServices
- すべてのクラウドがサポートされるよう、動的ルックアップに場所の設定に関する検証を変更
- Automation
- Import-AzureRMAutomationRunbook の更新
- Python2 runbook のサポートを提供
- Batch
- リソース グループのないアカウント操作でリソース グループの自動検出に失敗する不具合を修正
- Compute
- Get-AzureRmComputeResourceSku でゾーン情報を表示
- 問題 #5038 を修正する Disable-AzureRmVmssDiskEncryption の更新
- 長時間実行する Compute コマンドレットの -AsJob サポートを追加。選択したコマンドレットをバックグラウンドで実行、進行状況を追跡および制御するジョブを返す
- 影響するコマンドレット : Virtual Machines および Virtual Machine Scale Sets 用の New-、Update-、Set-、Remove-、Start-、Restart-、Stop- コマンドレット
- 仮想マシンとスマートなデフォルトを使用して必要なすべてのリソースを作成する、New-AzureRmVM に単純化されたパラメータ セットを追加
- ContainerInstance
- Azure Container Instance SDK 2017-10-01 の適用
- コンテナーのrun-to-completion (完了まで実行) のサポート
- Azure File ボリューム マウントのサポート
- パブリック IP 用に複数のポートの開放に対するサポート
- ContainerRegistry
- geo レプリケーション と webhook 用の新しいコマンドレット
- Get/New/Remove-AzureRmContainerRegistryReplication
- Get/New/Remove/Test/Update-AzureRmContainerRegistryWebhook
- DataFactories
- 資格情報の暗号化機能は、”リモートアクセス” が有効 (ネットワーク経由) と “リモートアクセス” が無効 (ローカル マシン) の両方で動作するように
- DataFactoryV2
- 2つの新しいコマンドレットの追加 : Update-AzureRmDataFactoryV2 と Stop-AzureRmDataFactoryV2PipelineRun
- DataLakeAnalytics
- Submit-AzureRmDataLakeAnalyticsJob に ScriptParameter パラメーターを追加
- ScriptParameter の詳細については、Get-Help で Submit-AzureRmDataLakeAnalyticsJob を参照
- New-AzureRmDataLakeAnalyticsAccount に対して、MaxDegreeOfParallelism パラメーターから MaxAnalyticsUnits パラメーターに変更
- MaxAnalyticsUnits パラメーターに対するエイリアスの追加 : MaxDegreeOfParallelism
- New-AzureRmDataLakeAnalyticsComputePolicy に対して、MaxDegreeOfParallelismPerJob パラメーターから MaxAnalyticsUnitsPerJob パラメーターに変更
- MaxAnalyticsUnitsPerJob パラメーターに対するエイリアスの追加 : MaxDegreeOfParallelismPerJob
- Set-AzureRmDataLakeAnalyticsAccount に対して、MaxDegreeOfParallelism パラメーターから MaxAnalyticsUnits パラメーターに変更
- MaxAnalyticsUnits パラメーターに対するエイリアスの追加 : MaxDegreeOfParallelism
- Submit-AzureRmDataLakeAnalyticsJob に対して、DegreeOfParallelism パラメーターから AnalyticsUnits パラメーターに変更
- AnalyticsUnits パラメーターに対するエイリアスの追加 : DegreeOfParallelism
- Update-AzureRmDataLakeAnalyticsComputePolicy に対して、MaxDegreeOfParallelismPerJob パラメーターから MaxAnalyticsUnitsPerJob パラメーターに変更
- MaxAnalyticsUnitsPerJob パラメーターに対するエイリアスの追加 : MaxDegreeOfParallelismPerJob
- MachineLearningCompute
- Set-AzureRmMlOpCluster の追加
- クラスターのエージェント数、もしくは SSL 構成を更新
- Orchestrator プロパティのオプションについて
- サービスが提供されていない場合、サービス プリンシパルが作成されるため、Orchestrator プロパティは現在オプション扱い
- PowerBIEmbedded
- Power BI Embedded Capacity コマンドレットのサポートの追加
- 新しいコマンドレット Get-AzureRmPowerBIEmbeddedCapacity : PowerBI Embedded Capacity の詳細を取得
- 新しいコマンドレット New-AzureRmPowerBIEmbeddedCapacity : 新しい PowerBI Embedded Capacity を作成
- 新しいコマンドレット Remove-AzureRmPowerBIEmbeddedCapacity : PowerBI Embedded Capacity インスタンスを削除
- 新しいコマンドレット Resume-AzureRmPowerBIEmbeddedCapacity : PowerBI Embedded Capacity インスタンスを再開
- 新しいコマンドレット Suspend-AzureRmPowerBIEmbeddedCapacity : PowerBI Embedded Capacity インスタンスの一時停止
- 新しいコマンドレット Test-AzureRmPowerBIEmbeddedCapacity : PowerBI Embedded Capacity インスタンスの存在性をテスト
- 新しいコマンドレット Update-AzureRmPowerBIEmbeddedCapacity : PowerBI Embedded Capacity インスタンスを変更
- Profile
- https://login.microsoftonline.us/ に USGovernmentActiveDirectoryEndpoint を更新
- Azure Government エンドポイント マッピングに関する詳細な情報は、次を参照: https://docs.microsoft.com/en-us/azure/azure-government/documentation-government-developer-guide#endpoint-mapping
- 選択したコマンドレットをバックグラウンドで実行し、進行状況を追跡および制御するジョブを返すようなコマンドレットに対する -AsJob サポートを追加
- Get-AzureRmSubscription コマンドレットに -AsJob パラメーターを追加
- RecoveryServices.Backup
- 不具合の修正 : Get-AzureRmRecoveryServicesBackupItem は、コンテナー名フィルターで大文字と小文字を区別しない比較を行う必要がある
- 不具合の修正 : AzureVmItem に、バックアップ操作が最後に発生した時刻であることを示す LastBackupTime プロパティの追加
- Resources
- Get-AzureRMRoleAssignment を使用する際、カスタム ロールのロール定義名が割り当てられない問題を修正
- ロールの種類に関係なく、ロール定義名を持つ割り当てで Get-AzureRMRoleAssignment を使用できるように
- assignablescopes に新しいスコープがあった際、Set-AzureRMRoleRoleDefinition が RD を見つけられなかったというエラーを修正する問題を修正
- スコープの位置に関係なく新しいスコープを含む割り当て可能なスコープで Set-AzureRMRoleRoleDefinition の使用が可能に
- スコープの最後に “/” を許可
- API と CLIで一致するスコープの最後が “/” を持つ RoleDefinition および RoleAssignment コマンドレットの使用が可能に
- 委任フラグを使用して RoleAssignment の作成を可能に
- 委任フラグを追加するオプションを持つ New-AzureRMRoleAssignment の使用が可能に
- RoleAssignment が scope パラメーターを優先するように修正
- New-AzureRmRoleAssignment コマンドレットに ServicePrincipalName のエイリアスを追加
- New-AzureRmRoleAssignment を使用する場合、ServicePrincipalName の代わりに ApplicationId の使用が可能に
- SiteRecovery
- このモジュールのすべてのコマンドレットについて、次回の大きな変更リリースに備えた廃止予定の警告を追加
- AzureRM から使用しているコマンドレットに移行する方法の詳細は、今後予定されている改訂ガイドを参照
- Sql
- Set-AzureRmSqlDatabase を使用したデータベース名を変更する機能の追加
- 問題 #4974 の修正
- 監査用のコマンドレットに対して無効な AUDIT_CHANGED_GROUP 値を指定下場合にエラーは発生せず、今後のリリースで削除される予定
- 問題 #5046 の修正
- 監査用のコマンドレットに対する AuditAction パラメーターは無視されないように
- ‘Secondary’ StorageKeyType が提供されている場合、Auditing コマンドレットの問題を修正
- blob 監査を設定する際、StorageKeyType パラメーターに ‘Secondary’ 値を指定すると、セカンダリ キーの代わりに プライマリ ストレージ アカウント キーが使用されていた
- Set-AzureRmSqlServerTransparentDataEncryptionProtector からの確認メッセージに関する文言の変更
- Azure (RDFE)
- Removed すべての RemoteApp コマンドレットを削除
- Azure.Storage
- Azure Storage Client Library が 8.6.0 に、Azure Storage DataMovement Library が 0.6.5 にアップグレード
前回のリリースからの変更点 : v5.0.1-November2017…v5.1.1-December2017
参考
- Azure/azure-powershell: Microsoft Azure PowerShell
https://github.com/Azure/azure-powershell - Releases – Azure/azure-powershell – GitHub
https://github.com/Azure/azure-powershell/releases - Azure PowerShell v5.0.0 がリリースされました | 焦げlog
https://kogelog.com/2017/11/09/20171109-01/ - Azure PowerShell v5.0.1 がリリースされました | 焦げlog
https://kogelog.com/2017/11/12/20171112-01/
コメント
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