Update 1902 for Configuration Manager (current branch) が公開されました

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2019/03/27 (現地時間) に Update 1902 for Configuration Manager (current branch) が公開された旨のアナウンスがありました。

Update 1902 の新機能および機能強化点 (意訳)

Update 1902 for Configuration Manager current branch では、Cloud Value、Customer Voice、Get Current、および Simplification という主要テーマを中心に、引き続き Value を提供しています。

Get Current with Office は、update 1902 における主要機能の 1 つであり、Readiness Toolkit for Office とのオプション統合により、Office 365 ProPlus 展開の準備に役立つインサイトが取得可能です。これらのインサイトは、準備から導入、監視まで、Office 365 ProPlus を導入するための組織のエンドツーエンド機能を補完するものになりました。

既存の Office 365 クライアント管理ダッシュボードに新しいタイル、Office 365 ProPlus Upgrade Readiness が追加されました。

デバイス一覧にドリルスルーするための準備状態を選択します。この準備レポートを用いることで、Office 365 ProPlus にアップグレードする準備ができているデバイスを高い信頼性ですばやく識別することが可能です。Office アドインとマクロの互換性状態の列が含まれています。

Readiness Toolkit for Office との統合については、こちらを参照してください。

また update 1902 では、フェーズ化された展開の改善が行われました。これには現在、独自の専用モニタリング ノードがあります。ライフサイクル ダッシュボードから、組織は自分の環境内のバージョンの Office のサポート ライフサイクルも表示できるようになりました。さらに、ConfigMgr 1902 では、既知のフォルダー マッピングを OneDrive に構成する機能が追加され、ユーザーの既知のフォルダとデータを OneDrive にシームレスに移動またはリダイレクトするための合理的な方法が提供されています。

このリリースの他のテーマへの投資のその他の重要な分野には、Software Center からの承認要求に対する電子メール通知へのユーザーのコメント、組織全体のクライアントの正常性状態の詳細な内訳を含むダッシュボードによるクライアントの正常性の向上、ソフトウェア更新プログラムのダウンロードとインストールによって、エンドユーザー エクスペリエンスをより適切に制御することが可能です。コレクションおよびパッケージを最適化および簡素化するための新しい Management Insight の規則があります。これにより、CAS から CMPivot を使用して、RunScript で使用されている既存の PowerShell スクリプトを編集、コピーすることができます。

このリリースには、次の機能拡張、改善が含まれます :

Cloud Value

  • クラウド管理ゲートウェイ (CMG) が境界グループへの関連付けが可能 : クラウド管理ゲートウェイの展開を境界グループと関連付けることで、境界グループの関係に応じて、クライアントが既定で CMG にフォールバックしてクライアント通信を行うことが可能となります。
  • しきい値を超えた際にクラウド サービスを停止 : データ転送の合計が制限を超えたときに、Configuration Manager はクラウド管理ゲートウェイ (CMG) サービスを停止sすることが可能です。

Customer Voice

Application Management

  • E メールによるアプリケーション承認の改善 : ユーザーが Software Center にアプリケーションを要求する場合、電子メール通知に自分のコメントを含めることが可能になりました。
  • Configuration Manager コンソールの改善 : このリリースでは、Midwest Management Summit (MMS) Desert Edition 2018 の Cabana セッションでのフィードバックに基づき、Configuration Manager コンソールに対するいくつかの機能強化を行いました。
  • 最近接続されたコンソールの表示 : Configuration Manager コンソールの最新の接続を表示することが可能となります。。このビューには、アクティブな接続と最近接続した接続が含まれます。
  • Configuration Manager のリモート コントロール セッション中にのみ最初のモニターを表示 : 2 台以上のモニタを使用してクライアントに接続する際、リモート ツール オペレーターはすべてのモニタを表示するか最初のモニタのみを表示するかについて選択可能となりました。
  • デバイス ビューによる MAC アドレス検索 : Configuration Manager コンソールのデバイス ビューから MAC アドレスを検索することが可能です。

Software Center

  • トースト通知をダイアログ ウィンドウに置き換え : 展開に再起動が必要な場合やソフトウェアの変更が必要な場合は、より煩わしいダイアログウィンドウを使用してクライアントのトースト通知を置き換えることが可能です。
  • Software Center で既定のビューを構成 : Software Center で、エンド ユーザーの既定のアプリケーション レイアウトと既定のアプリケーション フィルターをカスタマイズ可能です。

OS の展開

  • タスク シーケンス メディア作成の改善 : タスク シーケンス メディアを作成する際、サイトがデータの一時的な保存に使用する場所をカスタマイズし、メディアにラベルを追加することが可能になりました。
  • PowerShell Script タスク シーケンス ステップ実行の改善 : PowerShell スクリプトの実行タスク シーケンス ステップで、タイムアウト値、代替認証情報、作業ディレクトリ、および成功コードを指定できるようになりました。
  • オペレーティング システム イメージの単一インデックスのインポート : Windows イメージ (WIM) ファイルを Configuration Manage rにインポートする際、ファイル内のすべてのイメージ インデックスではなく単一インデックスを自動的にインポートするように指定できるようになりました。
  • インプレース アップグレード タスク シーケンス中の進捗状況 : Windows 10 のインプレース アップグレード タスクシーケンス中に、より詳細な進行状況バーが表示されるようになりました。

クライアント管理

  • クライアント正常性ダッシュボード : 環境のクライアント正常性に関する情報を含むダッシュボードを表示できるようになりました。クライアント正常性、シナリオ正常性、一般的なエラー、およびオペレーティング システム別の内訳とクライアント バージョンを表示します。
  • ピア ウェイクアップ用のカスタム ポートの指定 : ウェイクアップ プロキシ用のカスタム ポート番号の指定が可能です。

リアルタイム管理

  • 中央管理サイトからの CMPivot の実行 : Configuration Manager は、階層内の中央管理サイトからの CMPivot の実行をサポートするようになりました。
  • PowerShell スクリプトの編集、コピー : スクリプトの実行機能で使用されている既存の PowerShell スクリプトを編集、コピーすることが可能です。

Get Current

フェーズ化された展開

  • フェーズ化された展開における専用の監視 : フェーズ化された展開には独自の専用監視ノードが追加され、作成したフェーズ化された展開を簡単に識別してフェーズ化された展開監視ビューに移動できるようになりました。
  • フェーズ化された展開成功基準の改善 : フェーズ化された展開におけるフェーズの成功のための追加の基準を指定します。これらの基準に割合だけではなく、展開に成功したデバイスの数も含めることが可能です。

Office の管理

  • Office 365 ProPlus 対応のための分析との統合 : Configuration Manager を使用して、Office 365 ProPlus にアップグレードする準備ができている信頼性の高いデバイスを特定します。
  • Office 365アップデート用の追加言語 : Configuration Manager は、Office 365 クライアント更新プログラムでサポートされているすべての言語をサポートするようになりました。
  • ライフサイクル ダッシュボード上の Office 製品 : 製品ライフサイクル ダッシュボードにインストールされたOffice 2003 から Office 2016 までのバージョン情報が含まれるようになりました。
  • Windowsの既知のフォルダを OneDrive にリダイレクト : Configuration Manager を用いて、Windows の既知のフォルダを OneDrive for Business に移動します。これらのフォルダーには、デスクトップ、ドキュメント、および画像があります。

OS のサービシング

  • 最適化されたイメージ サービシング : OS イメージにソフトウェア アップデートを適用する場合、置き換えられたアップデートを削除してアウトプットを最適化するための新しいオプションがあります。
  • Windows 10 サービシングでの機能更新のスレッド優先順位の指定 : Windows 10 サービシングを経由してクライアントが機能アップデートをインストールする優先順位を調整します。

Simplification

  • コレクションに対する管理インサイト ルール : 管理インサイトには、コレクションの管理に関する推奨事項を含む新しいルールがあります。これらのインサイトを用いて管理を単純化し、パフォーマンスを向上させましょう。
  • 配布ポイント メンテナンス モード : 配布ポイントをメンテナンス モードに設定することが可能です。ソフトウェアの更新をインストールする場合、もしくはサーバーにハードウェアを変更する場合、メンテナンス モードを有効にする必要があります。
  • Configuration Manager コンソール通知 : 適切な措置を講じることができるよう、よりよく情報を提供するために、Configuration Manager コンソールは環境内でライフサイクルおよびメンテナンス イベントが発生したときに通知を受け取ることが可能になりました。
  • コンソール内ドキュメント ダッシュボード : 新しいコミュニティ ワークスペースに新しいドキュメント ノードがあります。このノードには、Configuration Manager のドキュメントおよびサポート記事に関する最新情報が含まれます。

このアップデートの詳細や新しい機能の一覧については、What’s new in version 1902 of System Center Configuration Manager ドキュメントを参照してください。

注 : 今後数週間でアップデートがグローバルに展開されると、自動的にダウンロードされ、Configuration Manager コンソールの [更新とサービス] ノードからインストールの準備ができたタイミングで通知されます。これらの新機能を試すのを待つことができない場合は、この PowerShell スクリプトを使用して、最新の情報を入手する first wave であることが確認できます。このスクリプトを実行すると、アップデートがすぐにコンソールに表示されます。

アップグレード プロセスのサポートについては、Site and Client Deployment forum に質問を投稿してください。Configuration Manager コンソールの Send-a-Smile 経由で Configuration Manager feedback、もしくは Windows 10 にビルドインされている Feedback Hub app に送ってください。

Configuration Manager の新機能に関するアイディアを共有、および投票するために引き続き UserVoice ページを利用することができます。

参考

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