Azure Site Recovery (ASR) の更新プログラムである Update Rollup 45 for Azure Site Recovery (4550047) が公開されました。
- Update rollup 45 for Azure Site Recovery
https://support.microsoft.com/en-us/help/4550047
Update Rollup 45 for Azure Site Recovery について (意訳)
導入
Update Rollup 45 for Azure Site Recovery における各インストーラーのバージョンとなります。
- Azure to Azure
- VMware/物理 to Azure
- HyperV/VMM to Azure
前提条件
Microsoft Azure Site Recovery Update Rollup 45 をインストールするには、以下のどちらかインストールされている必要があります :
- Microsoft Azure Site Recovery Provider (バージョン 5.1.5000 以降)
- Microsoft Azure Site Recovery Unified Setup (VMware to Azure) (バージョン 9.28.xxxx.x 以降)
- Microsoft Azure Recovery Services Agent (バージョン 2.0.8700.0 以降)
注 : [コントロール パネル] – [プログラムと機能] からインストールされているバージョンを確認することが可能です。
この更新プログラムにより修正される問題
この更新プログラムを適用することで、次の問題を修正および改善点があります。
Mobility Service
Linux OS support
- Azure to Azure
- SLES 15
- VMware/物理 to Azure
- RHEL 8.1
- Ubuntu 18.04.3 (Kernel v5.3)
- SLES 15
修正された問題
- WMI パスに起因する ASR VSS プロバイダーのインストール中にいくつかのケースで見られた問題を修正
- エージェントのアップグレードおよびインストール中の障害を回避するための前提条件チェックの強化
- レプリケーションの有効化中にいくつかのケースで見られるタイムアウトと高CPU使用率の問題を修正
Microsoft Azure Site Recovery (サービス)
このリリースでは、新しいアップデートは公開されていません。サービスの更新を含む最新リリースの詳細については、https://support.microsoft.com/en-us/help/4538187 を参照してください。
Azure Site Recovery オンプレミス コンポーネントのアップデート
2 つのオンプレミス VMM サイト間
- Update Rollup 45 for Microsoft Azure Site Recovery Provider をダウンロードします。
- リカバリー サイトで管理している 1 台目のオンプレミス VMM サーバーに Update Rollup 45 をインストールします。
- リカバリー サイトがアップデートされた後、プライマリ サイトが管理している VMM サーバーで Update Rollup 45 をインストールします。
注 VMM が高可用性 VMM (VMM クラスター) である場合、VMM サービスがインストールされているクラスタのすべてのノードにアップグレードをインストールするようにしてください。
オンプレミス VMM サイトと Azure 間
- Update Rollup 45 for Microsoft Azure Site Recovery Provider をダウンロードします。
- オンプレミス VMM サーバー上で Update Rollup 45 をインストールします。
- すべての Hyper-V ホストで最新の MARS エージェントをインストールします。
注 VMM が高可用性 VMM (VMM クラスター) である場合、VMM サービスがインストールされているクラスタのすべてのノードにアップグレードをインストールするようにしてください。
オンプレミス Hyper-V サイトと Azure 間
- Update Rollup 45 for Microsoft Azure Site Recovery Provider をダウンロードします。
- Azure Site Recovery に登録されている Hyper-V サーバーの各ノード上のプロバイダーをインストールします。
注 Hyper-V がホスト クラスター Hyper-V サーバーの場合、クラスタのすべてのノードにアップグレードをインストールするようにしてください。
オンプレミス VMware/物理サイトと Azure 間
- Update Rollup 45 for Microsoft Azure Site Recovery Unified Setup をダウンロードします。
- オンプレミス管理サーバーの 1 台目にアップデートをインストールします。これは、Configuration サーバーと Process サーバー ロールを含むサーバーにインストールします。
- スケールアウト Process サーバーがある場合、次にそのサーバーをアップデートします。
- Azure Portal にアクセスし、保護されたアイテム > レプリケートされたアイテム ペインに移動します。
- このページの VM を選択します。
- 各 VM のペインの下部に表示されている Update Agent ボタンをクリックします。これは、すべての保護されている VM 上の Mobility Service Agent をアップデートします。
注 : すべての最新の変更がソース VM に読み込まれていることを確認するために、Mobility Agent をアップグレードするたびに再始動することを推奨します。しかし必須ではありません。最後の再起動中のエージェントのバージョンと現在のバージョンの差が 4 より大きい場合、再起動は必須です。詳細な説明については次の表を参照してください。
最新の再起動中のエージェントのバージョン | バージョンへのアップグレード | 再起動の必須可否について |
---|---|---|
9.25 | 9.27 | 必須ではない |
9.25 | 9.28 | 必須ではない |
9.25 | 9.29 | 必須ではない |
9.25 | 9.30 | 必須です。 最初にバージョン 9.29 にアップグレードしてからバージョン 9.30 にアップグレードする前に再起動します (最後の再起動が実行されたバージョンとターゲット バージョンとの違いが 4 以上のため)。 |
参考
- Disaster Recovery Service – Azure Site Recovery – DRaaS | Microsoft Azure
https://azure.microsoft.com/en-us/services/site-recovery/ - Pricing – Site Recovery | Microsoft Azure
https://azure.microsoft.com/en-us/pricing/details/site-recovery/ - Azure Site Recovery Documentation – Tutorials, API Reference | Microsoft Docs
https://docs.microsoft.com/en-us/azure/site-recovery - Azure Site Recovery updates | Microsoft Docs
https://docs.microsoft.com/en-us/azure/site-recovery/service-updates-how-to - Azure Site Recovery: Frequently asked questions | Microsoft Docs
https://docs.microsoft.com/en-us/azure/site-recovery/site-recovery-faq