Update Rollup 64 for Azure Site Recovery が公開されました

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Azure Site Recovery (ASR) の更新プログラムである Update Rollup 64 for Azure Site Recovery が公開されました。

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Update Rollup 64 for Azure Site Recovery について (意訳)

導入

ここでは、Microsoft Azure Site Recovery Update Rollup 64 で修正された問題のバージョンについて、以下に説明します :

修正された問題の詳細、およびこのアップデートをインストールする前に確認する必要のある前提条件について説明します。

前提条件

Microsoft Azure Site Recovery Provider Update Rollup 64 をインストールするには、次のどれかがインストールされている必要があります :

  • Microsoft Azure Site Recovery Provider (バージョン 5.1.7400 以降)
  • Microsoft Azure Site Recovery Unified Setup (VMware to Azure) (バージョン 9.47.xxxx.x 以降)
  • Microsoft Azure Recovery Services Agent (バージョン 2.0.9202.0 以降)
[コントロール パネル] – [プログラムと機能] からインストールされているバージョンを確認することが可能です。

このアップデートによる修正される問題と改善点

この更新プログラムをインストールすることで、次の問題を修正および改善点があります。

Mobility Service

Linux OS サポート
  • Azure to Azure
    • Ubuntu 20.04 (kernel 5.15 まで)
  • VMware/物理 to Azure
    • Ubuntu 20.04 (kernel 5.15 まで)
修正された問題
  • サービスが頻繁に開始されるためにソース マシンがハングアップする問題を修正しました。
  • [Modernized VMware to Azure] Mobility エージェントのアップグレード中に構成ファイルが正しく更新されない問題を修正しました。
  • エージェントが新しいプロセスを作成できなかったために、Azure 仮想マシンでのレプリケーションの有効化が失敗していた問題を修正しました。

Microsoft Azure Site Recovery レプリケーション アプライアンス

コンポーネント バージョン
物理 Discovery サーバー 2.0.2027.28
Discovery サーバー 2.0.2027.39
Site Recovery プロバイダー 5.1.7802.0
Appliance Configuration Manager 6.0.850.111
Proxy サーバー 9.51.6477.1
Replication サービス 1.36.8485.20744
Re-protection サーバー 1.37.8485.20745
Push インストール エージェント 1.36.8485.20713
Recovery Services エージェント 2.0.9257.0
Process サーバー 9.51.6477.1

Microsoft Azure Site Recovery (サービス)

  • 変更点はありません。

Microsoft Azure Site Recovery (ポータル)

改善点
  • Modernized VMware to Azure の DR が GA しました。詳細はこちら
  • 次のサポートを追加 :
    • Modernized エクスペリエンスを用いて物理マシンを保護します。詳細はこちら
    • Enabling modernized experience with managed identity and private endpoint turned on.
      マネージド ID およびプライベート エンドポイントを有効にするころで、Modernized エクスペリエンスを有効にします。

Azure Site Recovery オンプレミス コンポーネントのアップデート

2 つのオンプレミス VMM サイト間

  1. Update Rollup 64 for Microsoft Azure Site Recovery Provider をダウンロードします。
  2. リカバリー サイトで管理している 1 台目のオンプレミス VMM サーバーに Update Rollup 64 をインストールします。
  3. リカバリー サイトがアップデートされた後、プライマリ サイトが管理している VMM サーバーで Update Rollup 64 for Microsoft Azure Site Recovery Provider をインストールします。
VMM が高可用性 VMM (VMM クラスター) である場合、VMM サービスがインストールされているクラスタのすべてのノードにアップグレードをインストールするようにしてください。

オンプレミス VMM サイトと Azure 間

  1. Update Rollup 64 for Microsoft Azure Site Recovery Provider をダウンロードします。
  2. オンプレミス VMM サーバー上で Update Rollup 64 for Microsoft Azure Site Recovery Provider をインストールします。
  3. すべての Hyper-V ホストで最新の MARS エージェントをインストールします。
VMM が高可用性 VMM (VMM クラスター) である場合、VMM サービスがインストールされているクラスタのすべてのノードにアップグレードをインストールするようにしてください。

オンプレミス Hyper-V サイトと Azure 間

  1. Update Rollup 64 for Microsoft Azure Site Recovery Provider をダウンロードします。
  2. Azure Site Recovery に登録されている Hyper-V サーバーの各ノード上のプロバイダーをインストールします。
Hyper-V がホスト クラスター Hyper-V サーバーの場合、クラスタのすべてのノードにアップグレードをインストールするようにしてください。

オンプレミス VMware/物理サイトと Azure 間

  1. Update Rollup 64 for Microsoft Azure Site Recovery Unified Setup をダウンロードします。
  2. オンプレミス管理サーバーの 1 台目にアップデートをインストールします。これは、Configuration サーバーと Process サーバー ロールを含むサーバーにインストールします。
  3. スケールアウト Process サーバーがある場合、次にそのサーバーをアップデートします。
  4. Azure Portal にアクセスし、[保護されたアイテム] > [レプリケートされたアイテム] ページに移動します。
  5. このページの VM を選択します。
  6. 各 VM のページの下部に表示されている [Update Agent] ボタンをクリックします。これは、すべての保護されている VM 上の Mobility Service Agent をアップデートします。
注 : SUSE Linux Enterprise Server 11 SP3、SUSE Linux Enterprise Server 11 SP4、RHEL5、CentOS 5、DEBIAN7、DEBIAN8 マシン用の Microsoft Azure Site Recovery をアップデート、もしくは保護している場合は、必ず以下の手順に従ってください。
  1. 対象のマシンに適用可能なインストールをダウンロードします。
  2. 仮想マシンをアップグレード、もしくは保護する前に、インストーラーを Configuration サーバーおよびスケールアウト Process サーバーの INSTALL_DIR\home\svsystems\pushinstallsvc\repository フォルダーにコピーします。 たとえば、以下は Configuration サーバー/Process サーバーのインストール パスが C:\Program Files (x86)\Microsoft Azure Site Recovery の場合のフォルダー名です :
    • C:\Program Files (x86)\Microsoft Azure Site Recovery\home\svsystems\pushinstallsvc\repository
  3. インストーラーをコピーした後、services.msc に移動し、InMage PushInstall サービスを再起動します。
すべての最新の変更がソース VM に読み込まれていることを確認するために、Mobility Agent をアップグレードするたびに再始動することを推奨します。しかし必須ではありません。最後の再起動中のエージェントのバージョンと現在のバージョンの差が 4 より大きい場合、再起動は必須です。詳細な説明については次の表を参照してください。
最新の再起動中のエージェントのバージョン バージョンへのアップグレード 再起動の必須可否について
9.25 9.27 必須ではない
9.25 9.28 必須ではない
9.25 9.29 必須ではない
9.25 9.30 必須です。
最初にバージョン 9.29 にアップグレードしてからバージョン 9.30 にアップグレードする前に再起動します (最後の再起動が実行されたバージョンとターゲット バージョンとの違いが 4 以上のため)。
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参考

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