Update Rollup 67 for Azure Site Recovery が公開されました

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Azure Site Recovery (ASR) の更新プログラムである Update Rollup 67 for Azure Site Recovery が公開されました。

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Update Rollup 67 for Azure Site Recovery について (意訳)

導入

ここでは、Microsoft Azure Site Recovery Update Rollup 67 で修正された問題のバージョンについて、以下に説明します :

修正された問題の詳細、およびこのアップデートをインストールする前に確認する必要のある前提条件について説明します。

前提条件

Microsoft Azure Site Recovery Provider Update Rollup 67 をインストールするには、次のどれかがインストールされている必要があります :

  • Microsoft Azure Site Recovery Provider (バージョン 5.1.7600 以降)
  • Microsoft Azure Site Recovery Unified Setup (VMware to Azure) (バージョン 9.50.xxxx.x 以降)
  • Microsoft Azure Recovery Services Agent (バージョン 2.0.9202.0 以降)
[コントロール パネル] – [プログラムと機能] からインストールされているバージョンを確認することが可能です。

このアップデートによる修正される問題と改善点

この更新プログラムをインストールすることで、次の問題を修正および改善点があります。

Mobility Service

Linux OS サポート
  • Azure to Azure
    • UEK7 カーネルを持つ Oracle Linux 8.7
    • RHEL 9
    • Cent OS 9
  • Modernized VMware/物理 to Azure
    • UEK7 カーネルを持つ Oracle Linux 8.7
    • RHEL 9
    • Cent OS 9
    • Oracle Linux 9
修正された問題
  • Modernized VMware/物理 のレプリケーション シナリオにおいて、プロキシの詳細の更新が期待どおりに機能しない問題を修正しました。
  • Process サーバーによってスループット アラートが誤って生成される問題を修正しました。
  • いくつかの RedHat カーネルで、Azure VM レプリケーション シナリオでの Mobility Agent のインストールが失敗する問題を修正しました。
  • パラメーターの不正な解析が原因で OS ディスクのレプリケーションが失敗する問題を修正しました。

Microsoft Azure Site Recovery レプリケーション アプライアンス

改善点
  • Windows Server 2019 を ASR レプリケーション アプライアンスとして利用できるようになりました。
  • Microsoft Edge が Appliance Configuration Manager の既定のブラウザーになります。
アップデート
コンポーネント バージョン
物理 Discovery サーバー 2.0.2027.28
Discovery サーバー 2.0.2027.39
Site Recovery プロバイダー 5.23.0428.1
Appliance Configuration Manager 6.0.850.320
Proxy サーバー 1.38.8708.11966
Replication サービス 1.38.8707.13595
Re-protection サーバー 1.39.8708.11154
Push インストール エージェント 1.38.8707.13546
Recovery Services エージェント 2.0.9261.0
Process サーバー 9.54.6682.1

Microsoft Azure Site Recovery (ポータル)

改善点
  • Modernized VMware/物理マシン レプリケーション シナリオを用いて、レプリケーションを有効にした後、可用性セットを選択するためのサポートが追加されました。
  • Modernized VMware/物理マシン レプリケーション シナリオを用いて、レプリケーションを有効にした後、近接配置グループを選択するためのサポートが追加されました。
既知の問題
  • Modernized VMware/物理マシンのレプリケーション シナリオでレプリケーションを有効にする際、すべてのターゲット リソース グループがドロップダウン メニューに表示されない場合があります。回避策として、サブスクリプションを一度変更してから、目的のサブスクリプションに戻すことで、すべてのリソース グループにデータが設定されます。

Azure Site Recovery オンプレミス コンポーネントのアップデート

オンプレミス VMM サイトと Azure 間

  1. Update Rollup 67 for Microsoft Azure Site Recovery Provider をダウンロードします。
  2. オンプレミス VMM サーバー上で Update Rollup 67 for Microsoft Azure Site Recovery Provider をインストールします。
  3. すべての Hyper-V ホストで最新の MARS エージェントをインストールします。
VMM が高可用性 VMM (VMM クラスター) である場合、VMM サービスがインストールされているクラスタのすべてのノードにアップグレードをインストールするようにしてください。

オンプレミス Hyper-V サイトと Azure 間

  1. Update Rollup 67 for Microsoft Azure Site Recovery Provider をダウンロードします。
  2. Azure Site Recovery に登録されている Hyper-V サーバーの各ノード上のプロバイダーをインストールします。
Hyper-V がホスト クラスター Hyper-V サーバーの場合、クラスタのすべてのノードにアップグレードをインストールするようにしてください。

オンプレミス VMware/物理サイトと Azure 間 (Modernized)

  1. Appliance Configuration Manager に移動し、オンプレミス管理アプライアンスが最新であることを確認します。 そうでない場合、最新バージョンよりも古いコンポーネントの最新バージョンをダウンロードします。
  2. Azure portal に移動し、[保護されたアイテム] > [レプリケートされたアイテム] ページに移動します。 このページで VM を選択します。各 VM のページの下部に表示される [エージェントのアップデート] ボタンを選択します。これにより、すべての保護された VM 上のモビリティ サービス エージェントがアップデートされます。

オンプレミス VMware/物理サイトと Azure 間 (Classic)

  1. Update Rollup 67 for Microsoft Azure Site Recovery Unified Setup をダウンロードし、オンプレミス管理サーバーをアップデートします。Configuration サーバーと Process サーバー ロールを含むサーバーです。
  2. スケールアウト Process サーバーがある場合、次にそのサーバーで Update Rollup 67 for Microsoft Azure Site Recovery Unified Setup を実行、アップデートします。
  3. Master Target サーバーが存在する場合、こちらの手順を確認してアップデートします。
  4. Azure Portal にアクセスし、[保護されたアイテム] > [レプリケートされたアイテム] ページに移動します。このページの VM を選択します。各 VM のページの下部に表示されている [Update Agent] ボタンをクリックします。これは、すべての保護されている VM 上の Mobility Service Agent をアップデートします。
注 : SUSE Linux Enterprise Server 11 SP3、SUSE Linux Enterprise Server 11 SP4、RHEL5、CentOS 5、DEBIAN7、DEBIAN8、および DEBIAN9 マシン用の Microsoft Azure Site Recovery をアップデート、もしくは保護している場合は、必ず以下の手順に従ってください。
  1. 対象のマシンに適用可能なインストールをダウンロードします。
  2. 仮想マシンをアップグレード、もしくは保護する前に、インストーラーを Configuration サーバーおよびスケールアウト Process サーバーの INSTALL_DIR\home\svsystems\pushinstallsvc\repository フォルダーにコピーします。 たとえば、以下は Configuration サーバー/Process サーバーのインストール パスが C:\Program Files (x86)\Microsoft Azure Site Recovery の場合のフォルダー名です :
    • C:\Program Files (x86)\Microsoft Azure Site Recovery\home\svsystems\pushinstallsvc\repository
  3. インストーラーをコピーした後、services.msc に移動し、InMage PushInstall サービスを再起動します。
すべての最新の変更がソース VM に読み込まれていることを確認するために、Mobility Agent をアップグレードするたびに再始動することを推奨します。しかし必須ではありません。最後の再起動中のエージェントのバージョンと現在のバージョンの差が 4 より大きい場合、再起動は必須です。詳細な説明については次の表を参照してください。
最新の再起動中のエージェントのバージョン バージョンへのアップグレード 再起動の必須可否について
9.25 9.27 必須ではない
9.25 9.28 必須ではない
9.25 9.29 必須ではない
9.25 9.30 必須です。
最初にバージョン 9.29 にアップグレードしてからバージョン 9.30 にアップグレードする前に再起動します (最後の再起動が実行されたバージョンとターゲット バージョンとの違いが 4 以上のため)。
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参考

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