VMware PowerCLI 13.3.0 がリリースされました

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明確なアナウンスは特にありませんでしたが、2023/07/25 (現地時間) に VMware PowerCLI 13.3.0 がリリースされていました。

VMware PowerCLI 13.3.0 のリリースノートは、以下となります。

VMware PowerCLI 13.3.0 の変更点やユーザーガイドなどについて、以下 VMware サイトにリンクが纏められています。

VMware PowerCLI 13.3.0 のインストールについて、上記サイトの「Downloads」、もしくは PowerShell Gallery 経由から可能となっています。

なお、Hyper-V の機能がインストールされている環境の場合、相変わらず以下のエラーメッセージ (コマンドレットが重複する) が表示されるため、注意が必要です。

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VMware PowerCLI 13.3.0 におけるアップデート内容 (意訳)

新機能

  • 特定のスクリプトまたはタスクの実行中に発生する権限チェックを記録するため、Get-VIPrivilegeReport コマンドレットを追加しました
  • アラームしきい値のカスタマイズをサポートするため、New-AlarmTriggerArgumentNew-AlarmTriggerArgument および Get-AlarmTriggerArgumentAttributeName コマンドレットを追加しました。
  • -NoHostSeeding オプションが Export-EsxImageProfile および New-DeployRule コマンドレットに追加され、ホスト シーディング機能をサポートしていないホストをデプロイできるようになりました。vSphere Lifecycle Manager イメージで管理されるクラスタ/スタンドアロン ホストのイメージを作成する場合、このようなホストは参照ホストとして使用することはできません
  • ゲスト OS のカスタマイズをサポートするため、New-HCXGuestOSNetworkCustomization および New-HCXGuestOSCustomization コマンドレットを追加しました
  • vCenter Server での OAuth 2.0 クライアント登録の管理をサポートするため、VMware.VimAutomation.Core モジュールに次のコマンドレットを追加しました :
    • Get-VIOAuth2Client
    • New-VIOAuth2Client
    • Set-VIOAuth2Client
    • Remove-VIOAuth2Client
    • Start-VIOAuth2ClientSecretRotation
    • Complete-VIOAuth2ClientSecretRotation

機能の修正

  • 基本イメージからのコンポーネントの削除をサポートするよう、Set-ClusterSet-VMHostGet-VMHost、および Get-Cluster コマンドレットをアップデートしました
  • Get-VsanSpaceUsageSet-VsanClusterConfiguration、および Get-VsanClusterConfiguration コマンドレットは、vSAN Max クラスターをサポートするための新しいパラメーターをアップデートしました

不具合修正

  • Get-VsanStat
    • フィルターなしで Get-VsanStat コマンドレットを実行すると、場合によっては失敗する問題を修正しました
  • Set-VsanClusterConfiguration
    • vSAN クラスタで ESA (Express Storage Architecture) を非アクティブ化しようとすると、その操作が失敗する問題を修正しました
  • Set-VsanClusterConfiguration
    • アクティブ化された ESA (Express Storage Architecture) を用いて作成された vSAN クラスタで vSAN max を有効にしようとすると、その操作が失敗する問題を修正しました
  • Get-DepotInfo
    • Get-DepotInfo は、Vendor nameVendor codeunknown として返す問題を修正しました
  • Get-HCXMigration
    • -MigrationType オプションを指定した Get-HCXMigration コマンドレットの実行が失敗する問題を修正しました
  • New-AdvancedSetting
    • New-AdvancedSetting コマンドレットを実行して詳細設定の浮動小数点値を作成すると、vCenter Server システムに間違った形式が渡される問題を修正しました
  • Invoke-*
    • SDK モジュールの Invoke-* コマンドが、値が明示的に設定されている場合でも、デフォルト値をシリアル化しない問題を修正しました
  • Invoke-ListServiceEntries
    • Invoke-ListServiceEntries コマンドレットを実行しても、特定のサービスのサービス エントリに関する情報は返されない問題を修正しました
  • Invoke-SrmGet* および Invoke-VrGet*
    • 存在しなくなったオブジェクトの ID で SRM/VR オブジェクトを取得しようとすると、操作の結果、不正なエラーが出力される問題を修正しました
  • Invoke-Srm* および Invoke-Vr*
    • VMware.Sdk.Srm および VMware.Sdk.Vr モジュールが、UUID に大文字が含まれる vCenter Server インスタンスでは動作しない問題を修正しました
  • New-OAuthSecurityContext および New-VcsOAuthSecurityContext
    • PowerShell Core で New-OAuthSecurityContext および New-VcsOAuthSecurityContext コマンドレットを実行すると、ブラウザーベースの認証ワークフローが失敗する問題を修正しました
  • Get-WMNamespacePermissionSet-WMNamespacePermissionRemove-WMNamespacePermission および New-WMNamespacePermission
    • リストされているコマンドレットのいずれかを実行すると、WMNamespacePermission 属性の逆シリアル化の問題により失敗する問題を修正しました
  • 望ましくないバージョンの VMware.Powercli モジュールがインストールされている
    • Install-Module コマンドレットを用いて VMware.PowerCLI モジュールの最新バージョンより低いバージョンをインストールしようとすると、代わりにモジュールの最新リリース バージョンのインストールが完了します
  • VMware.ImageBuilder モジュール
    • VMware.ImageBuilder PowerCLI モジュールは、zipfile システム モジュール内の不具合のため、Python バージョン 3.12 では使用することができませんでした。この不具合により圧縮ファイルの読み取りが妨げられ、ISO の生成が不可能になります。この不具合は 3.12.1 リリースで解決されているため、Python 3.12 へのアップグレードを計画している場合、ISO イメージを正常に生成するために最新のオプションを選択する必要があります。
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モジュールのアンインストールについて

以下のコマンドを実行することで、PowerCLI 13.3.0 のモジュールをすべて削除することが可能です。

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関連サイト

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