StorSimple Virtual Array Update 0.4 が公開されました

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Hyper-V および VMware 上の仮想マシンで動作する StorSimple Virtual Array (SSVA) のアップデート (Update 0.4) が 2017/02/08 (現地時間) に公開されました。

Update 0.4 のバージョンは、「10.0.10289.0」となり、SSVA の仮想イメージも Update 0.4 に更新されています。

  • Hyper-V 2012 以上の VHDX
  • Hyper-V 2008 R2 以上の VHD
  • VMware 5.5 以上の VMDK

アップグレードは、Azure ポータルの StorSimple デバイス マネージャー経由、もしくは Microsoft Update カタログから KB3216577 をダウンロード、SSVA のローカル Web UI 経由で実施することが可能です。

Update 0.4 の更新内容 (意訳)

Update 0.4 の新機能

Update 0.4 は、主に bug fix ビルドであり、いくつかの機能強化が加えられている。このバージョンでは、過去のバージョンでバックアップに失敗するいくつかの bug が修正されている。主な機能拡張とバグ修正は次のとおり :

  • バックアップ パフォーマンスの強化
    このリリースでは、バックアップ パフォーマンスを向上させるためのいくつかの重要な機能拡張を実施。結果として、多くのファイルを含むバックアップでは、完全バックアップおよび増分バックアップ完了までの時間が大幅に短縮。
  • サポート パッケージの改善
    デバイスの問題の診断 / デバッグ プロセス改善のため、サポート パッケージに含まれるディスク、CPU、メモリ、ネットワーク、およびクラウドの統計情報の記録を改善。
  • ローカル固定の iSCSI ボリュームを 200 GB に制限
    ローカル固定ボリュームの場合、StorSimple Virtual Array 上の iSCSI ボリュームを 200 GB までに制限することを推奨。階層化ボリュームのローカル予約は引き続きプロビジョニングされたボリューム サイズの 10 % ですが、上限は 200 GBとなる。
  • バックアップ関連の bug fix
    過去のソフトウェア バージョンでは、バックアップ関連の問題があり、バックアップ失敗が発生することがある。これらの bug は、今回のリリースで対応済み。

Update 0.4 で修正された問題

このリリースで修正された問題は、次のとおり :

  1. バックアップ パフォーマンス
    過去のリリースでは、多くのファイルを含むバックアップが完了するまでに長い時間要していた (数日単位)。今回のリリースでは、完全バックアップおよび増分バックアップの両方で完了までの時間が大幅に短縮。
  2. サポート パッケージ
    サポート パッケージに含まれるディスク、CPU、メモリ、ネットワーク、クラウドの統計情報がサポート ログとして記録され、デバイスの問題のトラブルシューティングに非常に効果的である。
  3. バックアップ
    過去のリリースでは、長時間実行されているバックアップが原因でデバイスが不安定になり、バックアップが失敗する場合があった。今回のリリースでは、1 度に 5 つ以上のバックアップをキューに入れられないように変更。
  4. iSCSI
    過去のリリースでは、階層化、もしくはまたはローカル固定ボリュームのローカル予約は、プロビジョニング済みのボリューム サイズの 10 %。今回のリリースでは、すべての (階層化もしくは、ローカル固定) iSCSI ボリュームのローカル予約は (2 TB を超える階層化ボリュームの場合、) 最大 200 GB まで 10 % に制限し、ローカル ディスクの空き領域を使用する。このリリースでは、ローカル固定ボリュームを 200 GB に制限することを推奨。

Update 0.4 における既知の問題

StorSimple Virtual Array における既知の問題 (過去のリリースであった問題も含む) は、次のとおり :

  1. Updates
    • 問題 :
      プレビュー リリースで作成された仮想デバイスは、サポートされている General Availability (GA) バージョンへの更新不可。
    • ワークアラウンド / コメント :
      これらの仮想デバイスは、ディザスタ リカバリ (DR) ワークフローを使用して、GA リリースにフェールオーバーする必要がある。
  2. プロビジョニング済みのデータ ディスク
    • 問題 :
      特定の指定されたサイズのデータ ディスクをプロビジョニングし、対応する StorSimple 仮想デバイスの作成後、データ ディスクを拡張および縮小不可。実施した場合、デバイスのローカル層にあるすべてのデータが消失する。
    • ワークアラウンド / コメント :
  3. グループ ポリシー
    • 問題 :
      デバイスがドメインに参加している際、グループ ポリシーを適用した場合にデバイスの動作に悪影響を及ぼすことがある。
    • ワークアラウンド / コメント :
      Virtual Array が Active Directory の独自の組織単位 (OU) にあり、グループ ポリシー オブジェクト (GPO) が適用されていないことを確認する必要がある。
  4. ローカル Web UI
    • 問題 :
      Internet Explorer の拡張セキュリティ機能 (IE ESC) を有効にした場合、[Troubleshooting] や [Maintenance] など、ローカル Web UI の一部のページが正しく動作しないことがある。また、これらのページ上のボタンも動作しないことがある。
    • ワークアラウンド / コメント :
      Internet Explorer の拡張セキュリティ機能を無効にする。
  5. ローカル Web UI
    • 問題 :
      Hyper-V 仮想マシンにて、Web UI のネットワーク インターフェイスは 10 Gbps のインターフェイスとして表示される。
    • ワークアラウンド / コメント :
      Hyper-V の動作が反映されており、仮想ネットワーク アダプターに対して常に 10 Gbps と表示されるため。
  6. 階層化ボリュームと共有
    • 問題 :
      StorSimple の階層化ボリュームを使用するアプリケーションのバイト範囲ロックは非サポート。バイト範囲ロックを有効にした場合、StorSimple の階層化機能は動作しない。
    • ワークアラウンド / コメント :
      推奨される方法 :アプリケーション ロジックでバイト範囲ロックを無効にする。
      階層化ボリュームではなく、ローカル固定ボリュームにアプリケーションのデータを配置する。
      注 : ローカル固定ボリュームを使用、かつバイト範囲ロックを有効にした場合、復元が完了する前でもローカル固定ボリュームがオンラインになる場合がある。 この場合、復元中であれば、復元が完了するまで待機する必要がある。
  7. 階層化共有
    • 問題 :
      複数の大きなファイルを処理した際、階層化に時間がかかる可能性がある。
    • ワークアラウンド / コメント :
      複数の大きなファイルを処理する際、最も大きなファイル サイズを共有サイズの 3% 未満であることを推奨。
  8. 共有の使用量
    • 問題 :
      共有にデータが存在している場合でも、共有の使用量が表示される (共有の使用済み容量にメタデータが含まれているため)。
    • ワークアラウンド / コメント :
  9. ディザスタ リカバリ
    • 問題 :
      ファイル サーバーのディザスタ リカバリは、ソース デバイスと同じドメインに対してのみ実行可能。別のドメインのターゲット デバイスに対するディザスタ リカバリは、非サポートとなる。
    • ワークアラウンド / コメント :
      後のリリースで実装予定。
  10. Azure PowerShell
    • 問題 :
      Azure PowerShell を用いたStorSimple 仮想デバイスの管理不可。
    • ワークアラウンド / コメント :
      仮想デバイスの管理は、Azure ポータルおよびローカル Web UI を用いて行う必要がある。
  11. パスワードの変更
    • 問題 :
      Virtual Array デバイス コンソールは、en-US キーボード形式の入力のみを許可。
    • ワークアラウンド / コメント :
  12. CHAP
    • 問題 :
      作成した CHAP 資格情報の削除不可。CHAP 資格情報を変更する場合、変更を有効にするためにボリュームをオフラインにしてからオンラインにする必要がある。
    • ワークアラウンド / コメント :
      後のリリースで対応予定。
  13. iSCSI サーバー
    • 問題 :
      iSCSI ボリュームに表示される ‘使用済みストレージ’ は、StorSimple Manager サービスと iSCSI ホストで異なる場合がある。
    • ワークアラウンド / コメント :
      iSCSI ホストはファイルシステム ビューがある。デバイスでは、ボリュームが最大サイズのときに割り当てられるブロックを認識する。
  14. ファイル サーバー
    • 問題 : フォルダ内のファイルに関連付けられている代替データ ストリーム (ADS) がある場合、ADS のディザスタ リカバリ、クローン、および項目レベルの回復によるバックアップ、もしくは復元不可。
    • ワークアラウンド / コメント :

参考