dsquery コマンドのオプションについて (part 6)

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Active Directory に含まれる特定の種類のオブジェクトを検索するためのコマンドとして「dsquery」がありますが、ここでは「ou オプション」について纏めてみることにします。(Windows Server 2008 R2 上で確認。それ以外のオプションについては、「dsquery コマンドのオプションについて (part 1)」を参照。)

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dsquery ou

構文

dsquery ou
  [{<開始ノード> | forestroot | domainroot}]
  [-o {dn | rdn}]
  [-scope {subtree | onelevel | base}]
  [-name <名前>]
  [-desc <説明>]
  [{-s <サーバー> | -d <ドメイン>}] [-u <ユーザー名>]
  [-p {<パスワード> | *}]
  [-q]
  [-gc]
  [-limit <オブジェクト数>]
  [{-uc | -uco | -uci}]

パラメーター

説明
{<開始ノード> | forestroot | domainroot} 検索を開始するノード:
フォレスト ルート、ドメイン ルート、または DN (組織単位) が <開始ノード> であるノードです。
“forestroot”、”domainroot”、またはオブジェクトの DN で指定します。”forestroot” を指定した場合は、グローバル カタログによって検索が実行されます。
既定値: domainroot
-o {dn | rdn} 出力形式を指定します。
既定値: 識別名 (DN)
-scope {subtree | onelevel | base} 検索のスコープを指定します:
開始ノードにルートがあるサブツリー (subtree);
開始ノードの直下の子のみ (onelevel);
開始ノードで表されるベース オブジェクト (base) です。
開始ノードがドメイン ルートを表している場合を除いて、任意の開始ノードのサブツリーとドメイン スコープは本質的には同じです。
forestroot が <開始ノード> として指定されている場合は、サブツリーだけが有効なスコープです。
既定値: subtree
-name <名前> 名前が <名前> で指定された値(“jon*”、”*ith”、”j*th” など)に一致する組織単位 (OU) を検索します。
-desc <説明> 説明が <説明> で指定された値(“jon*”、”*ith”、”j*th” など)に一致する OU を検索します。
{-s <サーバー> | -d <ドメイン>} -s <サーバー> は名前 <サーバー> で AD DC/LDS インスタンスに接続します。
-d <ドメイン> はドメイン <ドメイン> の AD DC に接続します。
既定値: ログオン ドメインの AD DC
-u <ユーザー名> <ユーザー名> として接続します。
既定値: ログインしているユーザー
ユーザー名は “ユーザー名”、”ドメインユーザー名”またはユーザー プリンシパル名 (UPN) で指定します。
-p <パスワード> ユーザー <ユーザー名> のパスワードです。
*である場合は、パスワードの入力が求められます。
-q Quiet モード: 標準出力への出力をすべて抑制します。
-gc Active Directory ドメイン サービス グローバル カタログの中を検索します。
-limit <オブジェクト数> 指定された基準に一致する返されるオブジェクトの数を指定します。
このとき、<オブジェクト数> は返されるオブジェクトの数です。
<オブジェクト数> の値が 0 である場合は一致するオブジェクトはすべて返されます。
このパラメーターが指定されていない場合、最初の 100 件の結果が表示されます。
{-uc | -uco | -uci} -uc パイプからの入力またはパイプへの出力が Unicode 形式であることを指定します。
-uco パイプまたはファイルへの出力が Unicode 形式であることを指定します。
-uci パイプまたはファイルからの入力が Unicode 形式であることを指定します。
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参考

コメント

  1. […] Active Directoryに含まれるOU(組織単位)を検索します。 (「dsqueryコマンドのオプションについて その6」で記載。) […]

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