dsqueryコマンドのオプションについて その10

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Active Directoryに含まれる特定の種類のオブジェクトを検索するためのコマンドとして「dsquery」がありますが、ここでは「quotaオプション」について纏めてみることにします。(Windows Server 2008 R2上で確認。それ以外のオプションについては、「dsqueryコマンドのオプションについて その1」を参照。)

■構文

dsquery quota [{domainroot | <オブジェクト DN>}] [-o {dn | rdn}]
     [-acct <名前>] [-qlimit <フィルター>] [-desc <説明>]
     [{-s <サーバー> | -d <ドメイン>}] [-u <ユーザー名>]
     [-p {<パスワード> | *}] [-q]
     [-limit <オブジェクト数>] [{-uc | -uco | -uci}]

■パラメーター

説明
{domainroot | <オブジェクト DN>} 検索を始める場所を指定します。識別名(DN)を指定するには <オブジェクト DN> を使用し、現在のドメインのルートを指定するにはdomainrootを使用します。
既定値: domainroot
-o {dn | rdn} 出力フォーマットを指定します。
規定値: 識別名(DN)
-acct <名前> <名前> で表されるセキュリティ プリンシパル(ユーザー、グループ、コンピューター、InetOrgPerson)に割り当てられたクォータを検索するように指定します。
-acctオプションは、セキュリティ プリンシパルの識別名の形式、またはセキュリティ プリンシパルのDomainSAMAccountNameの形式で提供されます。
-qlimit <フィルター> <フィルター> に一致する制限を持つクォータを検索します。
-desc <説明> <説明> に一致する説明属性を持つクォータの設定を検索します。
(例: “jon*”、”*ith”、または “j*th”)
{-s <サーバー> | -d <ドメイン>} 指定されたAD DC/LDSインスタンスまたはドメインに接続します。
既定値: ログオン ドメインのAD DC
-u <ユーザー名> ユーザーがリモート サーバーにログオンするときのユーザー名を指定します。
既定値: ログオンしたユーザー名
次のいずれかの形式を使ってユーザー名を指定できます:
  ユーザー名(例: Linda)
  ドメインユーザー名(例: widgetsLinda)
  ユーザー プリンシパル名(UPN)
    (例: Linda@widgets.microsoft.com)
-p {<パスワード> | *} リモート サーバーへのログオンにパスワードまたは*のいずれかを使用するように指定します。
*を入力する場合はパスワードが要求されます。
-q 標準出力への出力をすべて抑制します。(Quietモード)
-limit <オブジェクト数> 与えられた条件に一致する、返されるオブジェクトの数を指定します。<オブジェクト数> の値が0の場合、一致するオブジェクトはすべて返されます。
このパラメーターが指定されていない場合は、既定により最初の100個の結果が表示されます。
{-uc | -uco | -uci} 出力データまたは入力データが次のUnicode形式であることを指定します:
-ucパイプ(|)からの入力またはパイプ(|)への出力のUnicode形式を指定します。
-ucoパイプ(|)またはファイルへの出力のUnicode形式を指定します。
-uciパイプ(|)またはファイルからの入力のUnicode形式を指定します。
Active Directory

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