dsquery コマンドのオプションについて (part 12)

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Active Directory に含まれる特定の種類のオブジェクトを検索するためのコマンドとして「dsquery」がありますが、ここでは「* オプション」について纏めてみることにします。(Windows Server 2008 R2 上で確認。それ以外のオプションについては、「dsquery コマンドのオプションについて (part 1)」を参照。)

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dsquery *

構文

  dsquery *
  [{<開始ノード> | forestroot | domainroot}]
  [-scope {subtree | onelevel | base}]
  [-filter <LDAPフィルター>]
  [-attr {<属性リスト> | *}]
  [-attrsonly]
  [-l]
  [{-s <サーバー> | -d <ドメイン>}]
  [-u <ユーザー名>]
  [-p {<パスワード> | *}]
  [-q]
  [-r]
  [-gc]
  [-limit <オブジェクト数>]
  [{-uc | -uco | -uci}]

パラメーター

説明
{<開始ノード> | forestroot | domainroot} 検索を開始するノード:フォレスト ルート、ドメイン ルート、または DN (識別名) が<開始ノード>であるノードです。”forestroot”、”domainroot” またはオブジェクトの DN で指定します。”forestroot” を指定した場合は、グローバル カタログによって検索が実行されます。
既定値: domainroot
-scope {subtree | onelevel | base} 検索のスコープを指定します:
開始ノードにルートがあるサブツリー (subtree);
開始ノードの直下の子のみ (onelevel);
開始ノードで表されるベース オブジェクト (base) です。
開始ノードがドメイン ルートを表している場合を除いて、任意の開始ノードのサブツリーとドメインスコープは本質的には同じです。
forestroot が <開始ノード> として指定されている場合は、サブツリーだけが有効なスコープです。
既定値: subtree
-filter <LDAPフィルター> LDAP 検索フィルター形式で明示的な検索フィルター <LDAP フィルター> を使用するように指定します。 たとえば、有効な検索フィルターは (&(objectCategory=person)(sn=smith*)) です。 <LDAPフィルター> の既定値は (objectClass=*) です。
-attr {<属性リスト> | *} セミコロンで区切られた LDAP 表示名が結果セットの各エントリの <属性リスト> に含まれることを指定します。このパラメーター値をワイルドカード文字 (*) として指定すると、このパラメーターは結果セット内のオブジェクトに存在するすべての属性を表示します。さらに、* を指定すると、-l パラメーターを指定するかどうかに関係なく、このパラメーターは既定の出力形式 (リスト) を使用します。既定の <属性リスト> は識別名です。
-attrsonly 値ではなく、結果セットのエントリに存在する属性タイプのみを表示するように指定します。既定では、属性タイプと値の両方が表示されます。
-l エントリをリストに表示します。既定では、dsquery はテーブルにエントリを表示します。
{-s <サーバー> | -d <ドメイン>} -s <サーバー> は名前 <サーバー> で AD DC/LDSインスタンスに接続します。
-d <ドメイン> はドメイン <ドメイン> のAD DCに接続します。
既定値: ログオン ドメインのAD DC
-u <ユーザー名> <ユーザー名> として接続します。
既定値: ログオンしているユーザー
ユーザー名は “ユーザー名”、”ドメイン ユーザー名”、またはユーザー プリンシパル名 (UPN) で指定します。
-p <パスワード> ユーザー<ユーザー名>のパスワードです。
*を指定した場合は、パスワードの入力が求められます。
-q Quiet モード: 標準出力への出力をすべて抑制します。
-r 検索で再帰を使用するか、参照を使用するかを指定します。規定ではでは、検索は検索中に参照を使用しません。
-gc Active Directory ドメイン サービス グローバル カタログを検索します。
-limit <オブジェクト数> 指定された基準に一致する返されるオブジェクトの数を指定します。このとき、<オブジェクト数> は返されるオブジェクトの数です。
<オブジェクト数> の値が 0 である場合は、一致するオブジェクトはすべて返されます。
このパラメーターが指定されていない場合は、最初の 100 件の結果が既定により表示されます。
{-uc | -uco | -uci} -uc パイプからの入力またはパイプへの出力が Unicode 形式であることを指定します。
-uco パイプまたはファイルへの出力が Unicode 形式であることを指定します。
-uci パイプまたはファイルからの入力が Unicode 形式であることを指定します。
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参考

コメント

  1. […] dsqueryコマンドのオプションについて その12 […]

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