6/8のTech Fieldersセミナーに参加してきました

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6/8に開催されたTech Fieldersセミナー「System Center Virtual Machine Manager 2012 Beta勉強会」に参加してきました。

セミナーで使用されたスライド資料について、Tech Filedersサイト内(Tech Fielders セミナー 開催済みのセミナー)に後日公開されると思いますが、個人的な感想を箇条書きで纏めてみました。

【20110617追記】こちらにセミナー資料が公開されています。

[セッション1] System Center Virtual Machine Manager 2012 Beta勉強会

日本マイクロソフト エバンジェリスト 高添さんのセッション。

  • 現在の最新版であるSCVMM 208 R2 SP1は主に仮想マシンを一元的に集中管理を行うためのツール。
    • ライブラリ(テンプレート)を元に仮想マシンを作成、展開することが可能。
    • PRO(Performance and Resource Optimization)を用いて、SCOMと連携した仮想マシンの監視が可能。
  • SCVMM 2010では、仮想マシンの作成展開だけではなく、Webサーバーや仮想アプリケーションなどサービスを展開するツールとなる。
    • Service Provisioningを用いて、セルフサービスによる展開、Cloud論理境界に展開が可能。
    • Fabric Managementを用いてリソースの最適化、電源管理などを行う。
  • Connectサイト(https://connect.microsoft.com/site1211)からSCVMM 2012 Betaをダウンロード可能。
  • SCVMM 2012 Betaのインストールには、セルフポータル用のIIS、.NET Framework 3.5 SP1、WinRM 2.0、PowerShell 2.0、SQL Server 2008 R2、AIK、ADへの参加など、事前作業が必要。
  • メモリ2GB(最小要件は満たしている)だと警告が出る。
  • ライブラリの格納場所は共有フォルダとして作成される。
  • SCVMM 2012 Betaインストール後にはHyper-Vホストネットワーク環境やHyper-Vホストなどの設定を行う。
  • ホストの追加には「Fabric」を選択する。
  • PowerShellは運用管理の柱となるので、今からでも触れておいたほうがよい。
  • SCVMM 2012 BetaではPowerShell上でExecutionPolicy設定が必要。
  • DHCPサーバーの構築なしで、IPアドレスプール、MACアドレスを作成して、作成した仮想マシンに割り当てることが可能。
  • ネットワークはSCVMM側の設定とホスト上のNICと割り当てる必要がある。
  • Deployment Viewerを追加ってテンプレートの展開イメージを確認することが可能。
  • Run As Accountは、事前にアカウントに権限を定義することで管理者アカウントを使用しなくとも、機能の使用や設定が可能(Server Roleみたいなもの?)。
  • SCOMなしでも管理できる範囲(CPU/Memory/Network/Storage)が拡大。
  • Dynamic Optimaizationは、自動的にリソースの最適化を行う。
  • Power Optimizationは、最適化させたい時間を指定することが可能。ただし、ホスト側でBMC対応必須。

[セッション2] System Center Configuration Manager 2012概説

Microsoft MVPである齊藤さんのセッション。

  • SCCM 2012は、SCCM 2007で展開されたシステム管理シナリオを継続しつつ、ユーザー中心のシナリオが追加された。
  • SCCM 2007と比べてUIが変更(リボンインタフェース)となり、他のSystem Center 2012製品と同様の操作性が可能。
  • SCCM 2007よりもSCCM 2012の管理コンソールのパフォーマンスが向上。
  • CAS(Central Administration Site)は現時点(Beta版)ではセットアップウィザードでしか構成できない。
  • SCCM 2012への移行はフラットな階層での移行が可能となった。

[セッション3] System Center Operations Manager 2012概説

Microsoft MVPである樋口さんのセッション。

  • SCOM 2012ではプールによる管理方式に変更された。
  • シンプルなダッシュボードにより、アプリケーションの健康状態の全体表示が可能。
  • SCOM 2012では、ネットワーク構成、機器、アプリケーションといった監視対象が拡大。
  • AVIcodeを導入することでアプリケーションのリアルタイムモニタリングやアプリケーションレベルでの問題有無の判断が可能。
  • AVIcode Advisorでアプリケーションの品質やパフォーマンスといった解析、分析やレポート出力が可能。

[参考]

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