DPM 2010のDPM管理シェルで使用できるコマンドレット (Set-PolicySchedule) について

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System Center Data Protection Manager 2010 (DPM 2010) のDPM管理シェルは、PowerShellを用いたコマンドラインインタフェースです。

DPM管理シェルは、DPM 2010の管理を目的として様々なコマンドレットが用意されていますが、 コマンドレットのヘルプについて、オンライン上では英語の情報しか公開されていないようです。

このヘルプ情報について、オンライン上で日本語として確認したいと思い、本ブログ上で纏めてみることにしました (内容については「Get-Help」コマンドレットの-Fullオプションを用いて実行した結果を編集したものとなります)。

この記事では、「Set-PolicySchedule」コマンドレットについて記載します (他のコマンドレットについては、「DPM 2010のDPM管理シェルで使用できるコマンドレット一覧について」を参照)。

■名前

Set-PolicySchedule

■概要

同期、回復ポイント作成 (シャドウ コピー)、およびテープ バックアップなどのさまざまな保護ジョブのスケジュールを設定します。

■構文

Set-PolicySchedule [-OffsetInMinutes] [-ProtectionGroup] [-PassThru]
     [<CommonParameters>]Set-PolicySchedule [-Schedule] [-ProtectionGroup] [-PassThru] [<CommonParameters>]

Set-PolicySchedule [-JobType] [-ProtectionGroup] [-PassThru] [-Remove]
     [<CommonParameters>]

■説明

Set-PolicyScheduleコマンドレットは、同期、回復ポイント作成 (シャドウ コピー)、およびテープ バックアップなどのさまざまな保護ジョブのスケジュールを設定します。
Set-PolicyObjectiveコマンドレットを使用して保護目標を指定すると、既定のスケジュールが自動的に設定されます。
既定のスケジュールを変更するには、Get-PolicyScheduleコマンドレットの後にSet-PolicyScheduleコマンドレットを使用します。
設定可能な各種スケジュールは、次のとおりです。

  • 高速完全およびSCスケジュールの場合
    [-TimesOfDay] <TimesOfDay> [-DaysOfWeek]<DaysOfWeek>
    例 : 6:00 AM, 12:00 AM We,Th
  • 月/半年/年ごとのアーカイブ スケジュールの場合
    [-StartTime] <StartTime> [-RelativeInterval <RelativeInterval>] [-DayOfWeek <DayOfWeek>]
    例 : -StartTime 1/1/2003 6:00 AM -RelativeInterval First -DayOfWeek Sa
  • 毎日のアーカイブ スケジュールの場合
    [-TimeOfDay] <TimeOfDay>
    例: -StartTime 6:00 AM
  • 四半期ごとのアーカイブ スケジュールの場合
    [-StartTime] <StartTime>
    -StartTime 1/1/2003 6:00 AM

頻度は、入力されたスケジュールによって決定されます。

■パラメーター

-JobType
オプションが設定されるジョブの種類を示します。このパラメーターが取ることができる値は”ConsistencyCheck”です。

必須 true
ワイルドカード文字を許可する false
パイプライン入力を許可する false
位置 1

-OffsetInMinutes
ジョブの開始時刻をオフセットする時間間隔 (分)。

必須 true
ワイルドカード文字を許可する false
パイプライン入力を許可する false
位置 1

-Schedule
スケジュールに、バックアップ ジョブの繰り返しが記述されます。DPMをトリガーとするジョブの種類ごとにスケジュールが1つあります。既定のスケジュールは、Set-PolicyObjectiveコマンドレットによって生成されます。既定のスケジュールをカスタマイズするには、Get-PolicyScheduleコマンドレットを使用してSet-PolicyScheduleコマンドレットにスケジュールを渡し、バックアップの繰り返しを指定します。

必須 true
ワイルドカード文字を許可する false
パイプライン入力を許可する false
位置 1

-ProtectionGroup
保護グループの名前。

必須 true
ワイルドカード文字を許可する false
パイプライン入力を許可する true (ByValue)
位置 0

-PassThru
-PassThruパラメーターは DPM の多くのコマンドで使用でき、既定の出力がない場合に関連オブジェクトを返します。-PassThruパラメーターを使用すると、上記のコマンドレットをパイプラインの一部にすることができます。

必須 false
ワイルドカード文字を許可する false
パイプライン入力を許可する false
位置 named

-Remove
削除操作が実行されることを示します。

必須 false
ワイルドカード文字を許可する false
パイプライン入力を許可する false
位置 named

<CommonParameters>
このコマンドレットは、次の共通パラメーターをサポートします: VerboseDebugErrorActionErrorVariableWarningActionWarningVariableOutBuffer、およびOutVariable。詳細については、「get-help about_commonparameters」と入力してヘルプを参照してください。

■入力

■出力

ProtectionGroup

■メモ

詳細については、「Get-Help Get-PolicySchedule -detailed」と入力してください。
技術情報については、「Get-Help Get-PolicySchedule -full」と入力してください。

コマンドレットの更新情報については、http://go.microsoft.com/fwlink/?LinkId=95130 (英語の可能性あり) を参照することもできます。

■例

例1

$pg = Get-ProtectionGroup -DPMServerName &quot;TestingServer&quot;
$ShadowCopysch = Get-PolicySchedule $pg -ShortTerm
Set-PolicySchedule $pg $ShadowCopysch -DaysOfWeek mo -TimesOfDay 02:00

保護グループの同期スケジュールが毎月曜日の午前2時に実行されるように設定します。

例2

$pg = Get-ProtectionGroup -dpmservername &quot;contoso&quot;
$SC = Get-PolicySchedule $pg[1] -longterm
$mpg = Get-ModifiableProtectionGroup -protectiongroup $pg[1] Set-PolicySchedule $mpg -Schedule $sc[2] -TimeOfDay &quot;07:00 PM&quot;
Set-ProtectionGroup $mpg

保護グループの同期スケジュールを変更します。

例3

$pg = Get-ProtectionGroup &quot;Contoso&quot;
$mpg = Get-ModifiableProtectionGroup -ProtectionGroup $pg
Set-PolicySchedule $mpg -JobType CheckDataIntegrity -DaysOfWeek mo -TimesOfDay 18:00
Set-ProtectionGroup $mpg

Contoso DPMサーバーに対する整合性チェックを毎週月曜日の午後6時に実行するようにスケジュールできます。

[参考]

コメント

  1. […] Set-PolicySchedule […]

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