ファイル サーバー リソース マネージャーで使用できるコマンドおよびそのオプションについて その19

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ファイル サーバー リソース マネージャー (FSRM) は、Windows Server 2003 R2から標準搭載された機能です。

FSRMを使用することで、ディスク ボリュームやフォルダに対して、クォータの設定を実施したり、特定種類のファイルの保存を禁止 (ファイル スクリーン) 、加えて、ディスク ボリュームやフォルダの使用状況といった記憶域に関するレポートの生成が可能となります。

これらの機能は、GUI上から設定することが可能ですが、コマンド ラインから実行することも可能です。

ここでは、Dirquota Template Importについて纏めました (Windows Server 2008 R2 SP1上で確認、本記事以外のコマンドおよびサブコマンドについては、「ファイル サーバー リソース マネージャーで使用できるコマンドおよびそのオプションについて その1」、Dirquota Templateコマンドにおける他のパラメーターについては、「ファイル サーバー リソース マネージャーで使用できるコマンドおよびそのオプションについて その14」を参照)。

■説明

ファイルからテンプレートをインポートします。

■構文

Dirquota Template Import /File:パス [/Template:テンプレート名 | /Ignore]
     [/Overwrite] [/Remote:コンピューター]

■パラメーター

パラメーター 説明
/File:パス パスに指定したファイルからクォータのテンプレートをインポートします。
/Template:テンプレート名 テンプレート名に指定した名前のテンプレートのみインポートします。
省略した場合、ファイルで定義したすべてのクォータのテンプレートがインポートされます。
/Ignore システムに既に存在するテンプレートを無視します。
/Overwrite システムに既に存在するテンプレートを上書きします。
/Remote:コンピューター 指定したコンピューターの操作を実行します。

■例

D:newtemplate.xml」ファイルから、リモート コンピュータFILESERVER1へテンプレートをインポートします。

Dirquota Template Import /File:D:newtemplate.xml /Remote:FILESERVER1

[参考]

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