Azure Stack Development Kit (Build 20171020.1) がリリースされました

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2017/10/31 (現地時間) に Azure Stack Development Kit (ASDK) の最新版である Build 20171020.1 がリリースされた旨のアナウンスがありました。

Azure Stack Development Kit Downloader からも Build 20171020.1 となっています。

ASDK Build 20171020.1 の公開に伴い、リリースノートも Build 20171020.1 の内容に変更されています。

Microsoft Azure Stack Development Kit – Build 20171020.1 について (意訳)

改善点と修正内容

Build 20171020.1 の改善点と修正内容のリストを確認するには、1710 release notes for Azure Stack integrated systems の Improvements and fixes セクションを参照してください。”Additional quality improvements and fixes” セクションに記載されているいくつか項目は、統合システムにのみ関連しています。

また、次の修正が加えられています :

  • Compute リソース プロバイダーが不明な状態を表示する問題を修正しました。
  • 管理者ポータルを作成、後で plan の詳細を表示しようとした際、管理者ポータルにクォータが表示されない問題を修正しました。

既知の問題

PowerShell

  • AzureRM 1.2.11 PowerShell モジュールのリリースには、大きな変更点のリストが付属しています。version 1.2.10 からアップグレードする際、migration guide を参照してください。

展開

  • 展開中、IPアドレスを用いてタイム サーバーを指定する必要があります。

インフラストラクチャの管理

  • Infrastructure Backup ブレードを使用することはできません。
  • Baseboard Management Controller (BMC) の IP アドレスとモデルは、Scale Unit ノードの必要な情報に表示されません。これは、Azure Stack Development Kit で予期された動作です。

ポータル

  • ポータル上で空のダッシュボードが表示されることがあります。ダッシュボードを復元するには、ポータルの右上にある歯車を選択、”既定の設定に戻す” を選択します。
  • リソース グループのプロパティで表示される “移動” ボタンは無効化されています。これは予期した動作であり、リソース グループをサブスクリプション間で移動させることは、現時点ではサポートされていません。
  • サブスクリプション、リソース グループ、もしくはロケーションをドロップダウン リストで選択するワークフローの場合、次の問題が発生する場合があります :
    • リスト上部に空白の行が表示される場合があります。期待どおりにアイテムを選択することは可能です。
    • ドロップダウン リスト内のアイテム リストが短い場合、アイテム名が表示できない場合があります。
    • 複数のユーザー サブスクリプションが存在する場合、リソース グループ ドロップダウン リストは空の場合があります。

    最後の 2つの問題を回避するには、サブスクリプションもしくはリソース グループ名 (分かっている場合) を入力するか、PowerShell を使用します。

  • Azure Stack Development Kit のアクティベーションが必要である旨の警告メッセージが表示されます。この動作は、予期されています。
  • アクティベーションが必要である旨の警告アラートの詳細で、AzureBridge コンポーネントへのリンクをクリックしないでください。これを行うと、概要ブレードの読み込みに失敗し、タイムアウトにはなりません。
  • 管理者ポータルで、通知領域にテナント エラー取得中にエラーが表示されることがあります。このエラーは無視して問題ありません。
  • ユーザー サブスクリプションを削除すると、孤立したリソースになります。この問題を回避するには、まずユーザー リソースまたはリソース グループ全体を削除してから、ユーザー サブスクリプションを削除します。
  • Azure Stack ポータルを使用してサブスクリプションへのアクセス許可を表示することはできません。この問題を回避するには、PowerShell を使用してアクセス許可を確認します。

Marketplace

  • [Add from Azure] オプションを使用して Azure Stack Marketplace にアイテムを追加しようとする場合、すべてのアイテムがダウンロード可能であるとは限りません。
  • ユーザーは、サブスクリプションなしですべての Marketplace を閲覧することができ、plan や Offer といった管理アイテムを閲覧することができます。これらのアイテムは、ユーザーに対して機能しません。

Compute

  • geo 冗長ストレージを持つ仮想マシンを作成するオプションが用意されていますが、この構成の場合、仮想マシンの作成が失敗します。
  • 仮想マシンの可用性セットは、1つの障害ドメインと 1つの更新ドメインでのみ構成可能です。
  • 仮想マシンのスケール セットを作成するための Marketplace エクスペリエンスはありません。テンプレートを使用してスケール セットを作成することができます。
  • 仮想マシン スケール セットのスケーリング設定は、ポータルでは使用できません。この問題を回避するには、PowerShell を使用します。

Networking

  • ポータルを用いてパブリック IP アドレスを持つロード バランサーを作成することはできません。この問題を回避するには、PowerShell を使用してロード バランサーを作成します。
  • ネットワーク ロード バランサーを作成する際、ネットワークアドレス変換 (NAT) ルールを作成する必要があります。ロード バランサーの作成後に NAT ルールを追加しようとするとエラーが発生します。
  • [Networking] で、[接続] をクリックして VPN 接続を設定すると、VNet-to-VNet が可能な接続タイプとして表示されます。このオプションは選択しないでください。現在、Site-to-Site (IPsec) オプションのみがサポートされています。

SQL/MySQL

  • テナントで新しい SQL もしくは MySQL SKU でデータベースを作成する際、最大 1時間かかる場合があります。
  • リソース プロバイダーによって実行されない SQL および MySQL ホスティング サーバー上に直接アイテムの作成はサポートされていないため、状態が不一致になる場合があります。

App Service

  • サブスクリプション内で最初の Azure Function を作成する前に、テナントで Storage リソース プロバイダーを登録する必要があります。

使用量と請求

  • パブリック IP アドレス使用量データは、レコードの作成日時を表示する TimeDate スタンプではなく、各レコードの同じ EventDateTime 値を表示します。現時点でこのデータを使用して、パブリック IP アドレスの使用量を正確に計測することはできません。

参考

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