※Azure Container Apps はこの投稿時点ではパブリック プレビューでの提供のため、一般提供 (GA) のタイミングで手順や挙動が変更になる場合があります。
パブリック プレビューとして公開中の Azure サービスである「Azure Container Apps (ACA)」について、VNet 統合された (カスタム VNet) コンテナー アプリ環境のネットワーク構成が公開時から変わってたので、確認してみました。
また、コンソール接続がサポートされたので、通信についても確認してみました。
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VNet 統合されたコンテナー アプリ環境のネットワーク構成の変更点について
コンテナー アプリ環境のネットワーク構成の変更点は、以下となります。
- コンテナー アプリ環境で必要なサブネットが「Control Plane Subnet」と「App Subnet」の 2 つから「Control Plane (Infrastructure) Subnet」の 1 つに集約
- 最小サブネット範囲が「/21」から「/23」に緩和
- 最小サブネット緩和に伴い、(Azure マネージメント部分である) 仮想マシン スケールセット (VMSS) 各インスタンス内のスケール数が「110」から「61」に変更
プレビューでも使用用途がなかったサブネットを集約し、フィードバックにもあったサブネット範囲が緩和されたのは、ネットワーク設計しやすくはなったかなと思います。
※ただし、隠しパラメーター的扱いになっている Kubernetes 関連のセグメントはそのまま (
変更後のネットワーク構成の概念図は、以下となります。
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通信を行う際の通信について
内部 (Internal)
- ACA と 外部 (インターネット) リソースとの通信
- 発信用パブリック IP アドレスを用いて通信を行う
- ACA と VNet 内のリソースとの通信
- 発信用プライベート IP アドレス (Control Plane (Infrastructure) Subnet 内のアドレス) を用いて通信を行う
- ACA 間 (同一コンテナー アプリ環境) 通信
- Kubernetes 用の platformReservedCidr 内のアドレスを用いて通信を行う。
- ACA 間 (別コンテナー アプリ環境) 通信
- 発信用プライベート IP アドレス (Control Plane (Infrastructure) Subnet 内のアドレス) を用いて通信を行う
外部 (External)
- ACA と 外部 (インターネット) リソースとの通信
- 発信用パブリック IP アドレスを用いて通信を行う
- ACA と VNet 内のリソースとの通信
- 発信用パブリック IP アドレスを用いて通信を行う
- ACA 間 (同一コンテナー アプリ環境) 通信
- Kubernetes 用の platformReservedCidr 内のアドレスを用いて通信を行う。
- ACA 間 (別コンテナー アプリ環境) 通信
- 発信用パブリック IP アドレスを用いて通信を行う
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