2019/05/21 (現地時間) に Azure PowerShell – Az モジュール v2.1.0 がリリースされました。
- Releases – Azure/azure-powershell – GitHub
https://github.com/Azure/azure-powershell/releases
Azure PowerShell – Az モジュール v2.1.0 について、MSI インストーラー (x64)、(x86)、および PowerShell Gallery 経由で入手、適用可能となっています。
Azure PowerShell – Az モジュール v2.1.0 をインストールおよびインポート後、バージョンが v2.1.0 となっていることが確認できます。
Az モジュール v2.1.0 について (意訳)
- Azure PowerShell – Az モジュール v2.1.0 インストーラー (x64) : リンク
- Azure PowerShell – Az モジュール v2.1.0 インストーラー (x86) : リンク
- Gallery Module for ARM .NET Standard コマンドレット : リンク
PowerShell Gallery から Az をインストールする場合、次のコマンドを実行します :
Install-Module -Name Az -Repository PSGallery -Force
古い Az のバージョンからアップデートする場合、次のコマンドを実行します :
Update-Module -Name Az
リリース ノート
Az.ApiManagement
- グローバルおよび API Scope の診断を管理するための新しいコマンドレットを追加
- Get-AzApiManagementDiagnostic – をグローバルもしくは API スコープで構成された診断の情報を取得する
- New-AzApiManagementDiagnostic – グローバル スコープ、もしくは api スコープで新しい診断を作成する
- New-AzApiManagementHttpMessageDiagnostic – ログに記録するヘッダーおよび Body Bytes サイズの診断設定を作成する
- New-AzApiManagementPipelineDiagnosticSetting – ゲートウェイへ送信 / 受信 HTTP メッセージの診断設定を作成する
- New-AzApiManagementSamplingSetting – 診断の要求/応答のためのサンプリング設定を作成する
- Remove-AzApiManagementDiagnostic – グローバル スコープ、もしくは API スコープで診断エンティティを削除する
- Set-AzApiManagementDiagnostic – グローバル、もしくは api スコープで診断エンティティを更新する
- ApiManagement サービス内の Cache を管理するための新しいコマンドレットを追加
- Get-AzApiManagementCache – ID で指定されたキャッシュ、もしくはすべてのキャッシュの詳細を取得する
- New-AzApiManagementCache – 新しい ‘default’ のキャッシュ、もしくは特定の Azure ‘region’ にキャッシュを作成する
- Remove-AzApiManagementCache – キャッシュを削除する
- Update-AzApiManagementCache – キャッシュを更新する
- API スキーマを管理するための新しいコマンドレットを追加
- New-AzApiManagementSchema – API に対する新しいスキーマを作成する
- Get-AzApiManagementSchema – API に構成されたスキーマ情報を取得する
- Remove-AzApiManagementSchema – API に構成されたスキーマを削除する
- Set-AzApiManagementSchema – API に構成されたスキーマを更新する
- ユーザー トークンを生成するための新しいコマンドレットを追加
- New-AzApiManagementUserToken – 既定で 8 時間有効な新しいユーザートークンを生成する。’GIT’ のユーザー トークンは、このコマンドレットを用いて生成することが可能
- Network 状態を取得するための新しいコマンドレットを追加
- Get-AzApiManagementNetworkStatus – API Management サービスが依存しているリソースのネットワーク状態の接続性を取得する。これは、ApiManagement サービスを仮想ネットワークに展開し、依存関係のいずれかが破損しているかどうかを確認するときに役立つ
- ApiManagement サービスを管理するために New-AzApiManagement コマンドレットを更新
- 新しい ‘Consumption’ SKU のサポートを追加
- ‘Consumption’ SKU の ‘EnableClientCertificate’ フラグをオンにするためのサポートを追加
- 新しいコマンドレット New-AzApiManagementSslSetting では、’Backend’ および ‘Frontend’ で ‘TLS/SSL’ 設定が構成可能。ApiManagement サービスの ‘Frontend’ で ‘3DES’ のような ‘Ciphers’、および ‘Http2’のような ‘ServerProtocols’ を設定するためにも使用可能
- ApiManagement サービスで ‘DeveloperPortal’ ホスト名を設定するためのサポートを追加
- 入力として ‘PsApiManagement’ オブジェクトを受け取るように Get-AzApiManagementSsoToken コマンドレットを更新
- エラー メッセージをインラインで表示するよう、コマンドレットを更新
- PS D:\github\azure-powershell> Set-AzApiManagementPolicy -Context -PolicyFilePath C:\wrongpolicy.xml -ApiId httpbin
- Set-AzApiManagementPolicy :
- Error Code: ValidationError
- Error Message: One or more fields contain incorrect values:
- Error Details: [Code=ValidationError, Message=Error in element ‘log-to-eventhub’ on line 3, column 10: Logger not found, Target=log-to-eventhub]
- PS D:\github\azure-powershell> Set-AzApiManagementPolicy -Context -PolicyFilePath C:\wrongpolicy.xml -ApiId httpbin
- ‘OpenApi 3.0’ フォーマットの API をエクスポートするよう、Export-AzApiManagementApi コマンドレットを更新
- Import-AzApiManagementApi コマンドレットを更新
- ‘OpenApi 3.0’ ドキュメント仕様から Api をインポートする
- 任意の (‘Swagger’、’Wadl’、’Wsdl’、’OpenApi’) 文書で指定されている ‘PsApiManagementSchema’ プロパティをオーバーライドする
- 任意のドキュメントで指定された ‘ServiceUrl’ プロパティを上書きする
- ‘rawxml’ を用いて ‘format’ でエスケープされた Non-Xml、および ‘xml’ を用いてエスケープされた XML がポリシーを受け入れるよう、Get-AzApiManagementPolicy コマンドレットを更新
- ‘rawxml’ を用いて ‘format’ でエスケープされた Non-Xml、および ‘xml’ を用いてエスケープされた XML がポリシーを受け入れるよう、Set-AzApiManagementPolicy コマンドレットを更新
- New-AzApiManagementApi コマンドレットを更新
- ‘OpenId’ 承認サーバーを持つ API を構成するため
- ‘ApiVersionSet’ 内で API を作成する
- ‘SourceApiId’ および ‘SourceApiRevision’ を用いて API を複製する
- Api スコープで ‘SubscriptionRequired’ を設定する機能
- Set-AzApiManagementApi コマンドレットを更新
- ‘OpenId’ 承認サーバーを持つ API を構成する
- API を ‘ApiVersionSet’ に更新する
- Api スコープで ‘SubscriptionRequired’ を設定する機能
- New-AzApiManagementRevision コマンドレットを更新
- ‘SourceApiRevision’ を用いて既存のリビジョンを複製する (タグ、製品、操作、ポリシーをコピー)。新しい Revision は、親の ‘ApiId’ を想定
- ‘ApiRevisionDescription’ を提供する
- API を複製する場合に ‘ServiceUrl’ を上書きする
- New-AzApiManagementIdentityProvider コマンドレットを更新
- ‘Authority’ を持つ ‘AAD’、もしくは ‘AADB2C’ を構成する
- ‘SignupPolicy’、’SigninPolicy’、’ProfileEditingPolicy’、および ‘PasswordResetPolicy’ をセットアップする
- New-AzApiManagementSubscription コマンドレットを更新
- ‘Scope’ および ‘UserId’ を用いた 新しい SubscriptonModel を説明する
- ‘ProductId’ および ‘UserId’を用いた古い SubscriptonModel を説明する
- サブスクリプション レベルで ‘AllowTracing’ を有効にするためのサポートを追加
- Set-AzApiManagementSubscription コマンドレットを更新
- ‘Scope’ および ‘UserId’ を用いた 新しい SubscriptonModel を説明する
- ‘ProductId’ および ‘UserId’を用いた古い SubscriptonModel を説明する
- サブスクリプション レベルで ‘AllowTracing’ を有効にするためのサポートを追加
- 入力として ‘ResourceId’ を受け入れるよう、次のコマンドレットを更新 :
- ‘New-AzApiManagementContext’
- New-AzApiManagementContext -ResourceId /subscriptions/subid/resourceGroups/rgName/providers/Microsoft.ApiManagement/service/contoso
- ‘Get-AzApiManagementApiRelease’
- Get-AzApiManagementApiRelease -ResourceId /subscriptions/subid/resourceGroups/rgName/providers/Microsoft.ApiManagement/service/contoso/apis/echo-api/releases/releaseId
- ‘Get-AzApiManagementApiVersionSet’
- Get-AzApiManagementApiVersionSet -ResourceId /subscriptions/subid/resourceGroups/rgName/providers/Microsoft.ApiManagement/service/constoso/apiversionsets/pathversionset
- ‘Get-AzApiManagementAuthorizationServer’
- ‘Get-AzApiManagementBackend’
- Get-AzApiManagementBackend -ResourceId /subscriptions/subid/resourceGroups/rgName/providers/Microsoft.ApiManagement/service/contoso/backends/servicefabric
- ‘Get-AzApiManagementCertificate’
- ‘Remove-AzApiManagementApiVersionSet’
- ‘Remove-AzApiManagementSubscription’
- ‘New-AzApiManagementContext’
Az.Automation
- JSON および Text レコード値を処理するよう、Get-AzAutomationJobOutputRecord を更新
- Start-AzAutomationDscCompilationJob の動作が完了を待たずにジョブを開始するように変更
- issue #8347 を修正
- -Name を用いてすべてのノードが返される場合の Get-AzAutomationDscNode を修正。現在は一致するノードのみを返す
Az.Compute
- Update-AzVmssVM コマンドレットに、ProtectFromScaleIn および ProtectFromScaleSetAction パラメーターを追加
- ‘East US’ がサポートされていない場合、New-AzVM の wimple パラメータセットが規定で利用可能な場所を使用する
Az.DataLakeStore
- httpclient を使用する、およびデータプレーン テストを Azure Framework と統合するために、ADLS SDK を更新
Az.Monitor
- ヘルプの例で誤ったパラメーター名を修正
Az.Network
- Effective Route Table の出力に DisableBgpRoutePropagation フラグを追加
- 次のコマンドレットを更新 :
- Get-AzEffectiveRouteTable
- 次のコマンドレットを更新 :
- New-AzApplicationGatewayTrustedRootCertificate ドキュメントの二重ダッシュを修正
Az.Resources
- 拒否割り当てを取得するための新しいコマンドレット Get-AzureRmDenyAssignment を追加
Az.Sql
- Advanced Threat Protection コマンドレット名を Advanced Data Security に変更、および既定で Vulnerability Assessment が有効に
参考
- Azure/azure-powershell: Microsoft Azure PowerShell
https://github.com/Azure/azure-powershell - Releases – Azure/azure-powershell – GitHub
https://github.com/Azure/azure-powershell/releases - PowerShell Module Browser | Microsoft Docs
https://docs.microsoft.com/en-us/powershell/module/?view=azps-2.0.0 - Azure PowerShell – Az モジュール v2.0.0 がリリースされました | 焦げlog
https://kogelog.com/2019/05/09/20190509-01/