dsget コマンドのオプションについて (part 11)

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Active Directoryに含まれる特定の種類の既存オブジェクトについて選択したプロパティを表示するコマンドとして「dsget」がありますが、ここでは「partition オプション」について纏めてみることにします。(Windows Server 2008 R2 SP1 上で確認。それ以外のオプションについては、「dsget コマンドのオプションについて (part 1)」を参照。)

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dsget partition

構文

dsget partition <オブジェクト DN ...> 
  [-dn] 
  [-qdefault] 
  [-qtmbstnwt]
  [-topobjowner <表示名>] 
  [{-s <サーバー> | -d <ドメイン>}]
  [-u <ユーザー名>] 
  [-p {<パスワード> | *}] 
  [-c] 
  [-q] 
  [-l] 
  [{-uc | -uco | -uci}]

パラメーター

説明
<オブジェクト DN …> 必要な値です。
表示するパーティション オブジェクトの DN (識別名) を指定します。別のコマンドからの出力をこのコマンドの入力とするパイプをサポートするために、対象のオブジェクトが省略されている場合には標準入力 (stdin) から対象のオブジェクトを取得します。
-dn ディレクトリ パーティション オブジェクトの DN (識別名) を表示します。
-qdefault セキュリティ プリンシパルのクォータの設定がない場合、ディレクトリ パーティションでオブジェクトを作成するセキュリティ プリンシパル(ユーザー、グループ、コンピューターまたは inetOrgPerson) に適用する既定のクォータを表示します。
-qtmbstnwt クォータの使用量を計算しているときに減らす tombstone オブジェクト カウントの割合を表示します。
-topobjowner <表示名> 所有するディレクトリ オブジェクト数と共に、指定されたディレクトリ パーティションのオブジェクトを最も所有するアカウントの識別名の、並べ替えられた一覧を生成するように指定します。一覧に表示するアカウント数は <表示名> によって決定されます。
オブジェクトの所有者をすべて表示するには “0” を指定してください。<表示名> が指定されない場合は表示されるプリンシパルの数は既定で10になります。
{-s <サーバー> | -d <ドメイン>} -s <サーバー> は名前 <サーバー> で AD DC/LDS インスタンスに接続します。
-d <ドメイン> はドメイン <ドメイン> の AD DC に接続します。
既定値: ログオン ドメインの AD DC
-u <ユーザー名> <ユーザー名> として接続します。
既定値: ログオンしているユーザー
ユーザー名は “ユーザー名”、”ドメインユーザー名”、またはユーザー プリンシパル名 (UPN) で指定します。
-p {<パスワード> | *} ユーザー<ユーザー名> のパスワードです。
*を指定した場合は、パスワードの入力が求められます。
-c 連続操作モードです。複数のターゲット オブジェクトが指定されている場合は、エラーは報告しますが引数の一覧の次のオブジェクトで続行します。
このオプションを指定しないと、最初のエラーでコマンドは終了します。
-q Quietモード: 標準出力への出力をすべて抑制します。
-L 検索の結果セットを一覧形式で表示します。
既定値: table形式
{-uc | -uco | -uci} -uc パイプからの入力またはパイプへの出力が Unicode 形式であることを指定します。
-uco パイプまたはファイルへの出力が Unicode 形式であることを指定します。
-uci パイプまたはファイルからの入力が Unicode 形式であることを指定します。
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参考

コメント

  1. […] Active Directoryの中のパーティションのプロパティを表示します。 (「dsgetコマンドのオプションについて その11」で記載。) […]

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