dsgetコマンドのオプションについて その6

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Active Directoryに含まれる特定の種類の既存オブジェクトについて選択したプロパティを表示するコマンドとして「dsget」がありますが、ここでは「serverオプション」について纏めてみることにします。(Windows Server 2008 R2 SP1上で確認。それ以外のオプションについては、「dsgetコマンドのオプションについて その1」を参照。)

■構文

dsget server <サーバーDN …> [-dn] [-desc] [-dnsname]
     [-site] [-isgc] [{-s <サーバー> | -d <ドメイン>}]
     [-u <ユーザー名>] [-p {<パスワード> | *}] [-c] [-q] [-l]
     [{-uc | -uco | -uci}]
dsget server <サーバーDN …> [-topobjowner <表示数>]
     [{-s <サーバー> | -d <ドメイン>}] [-u <ユーザー名>]
     [-p {<パスワード> | *}] [-c] [-q] [-l] [{-uc | -uco | -uci}]
dsget server <サーバーDN …> [-part]
     [{-s <サーバー> | -d <ドメイン>}] [-u <ユーザー名>]
     [-p {<パスワード> | *}] [-c] [-q] [-l] [{-uc | -uco | -uci}]

■パラメーター

説明
<サーバーDN …> 必要な値です。
表示する1つ以上のサーバーのDN(識別名)です。
別のコマンドからの出力をこのコマンドの入力とするパイプをサポートするために、対象のオブジェクトが省略されている場合には標準入力(stdin)から対象のオブジェクトを取得します。
-dn サーバーのDNを表示します。
-desc サーバーの説明を表示します。
-dnsname サーバーのドメイン ネーム システム(DNS)のホスト名を表示します。
-site このサーバーが属するサイトを表示します。
-isgc サーバーがグローバル カタログ サーバーであるかどうかを表示します。
{-s <サーバー> | -d <ドメイン>} -s <サーバー> は名前 <サーバー> で AD DC/LDSインスタンスに接続します。
-d <ドメイン> はドメイン <ドメイン> のAD DCに接続します。
既定値: ログオン ドメインのAD DC
-u <ユーザー名> <ユーザー名> として接続します。
既定値: ログオンしているユーザー
ユーザー名は “ユーザー名”、”ドメインユーザー名”、またはユーザー プリンシパル名(UPN)で指定します。
-p {<パスワード> | *} ユーザー<ユーザー名> のパスワードです。
*を指定した場合は、パスワードの入力が求められます。
-c 連続操作モードです。複数のターゲット オブジェクトが指定されている場合は、エラーは報告しますが引数の一覧の次のオブジェクトで続行します。
このオプションを指定しないと、最初のエラーでコマンドは終了します。
-q Quietモード: 標準出力への出力をすべて抑制します。
-L 検索の結果セットを一覧形式で表示します。
既定値: table形式
{-uc | -uco | -uci} -ucパイプからの入力またはパイプへの出力がUnicode形式であることを指定します。
-ucoパイプまたはファイルへの出力がUnicode形式であることを指定します。
-uciパイプまたはファイルからの入力がUnicode形式であることを指定します。
-part 指定のサーバー上のディレクトリ パーティションの識別名を表示します。
-topobjowner <表示数> セキュリティ プリンシパル (ユーザー、コンピューター、セキュリティ グループおよびinetOrgPersons)を、サーバー上のすべてのディレクトリ パーティションに渡るディレクトリ オブジェクトの所有数の多い順に並び替え、その所有数ともに表示します。
一覧で表示するアカウント数は <表示数> で指定します。オブジェクトの所有者をすべて表示するには”0″を指定してください。<表示数> が指定されない場合は表示されるプリンシパルの数は既定で10になります。
Active Directory

コメント

  1. […] Active Directoryの中のOUのプロパティを表示します。 (「dsgetコマンドのオプションについて その6」で記載。) […]